mojix.org
「お金があまっている」 とはどういうことなのか、それはなぜなのかを考えてみる
:
コメント
学生の頃、バブルの本質を理解したくて、ずっと考えていたことがあります。で、例えば、10億で買った土地が暴落したとしても、その土地を活用して10億以上稼ぐことができたならばバブルではない、というところに至ったときに、ようやくすっきりしたことを覚えています。
高騰した土地を最後の最後に持っていた多くの人たちに、その土地を活用して価値を生む能力などなかった、いや、そもそも「土地を活用して価値を産みだそう」という気持ちがはじめからなかった、それがバブルの正体であり、その意味で、このエントリーは非常にうなずきながら読みました。
価値を産むことの基本というか、プリミティブを考えると、自然の植物を採ってくるとか、自然に泳いでいる魚をつかまえるとか、野生の動物を狩りするとかだと思います(さらに言うと、その価値のソースは太陽、酸素、水の存在)。
人間以外の動物は基本的にそれに近いことしかしませんが、人間は価値を抽象化して、いろいろなことに変換したり、それを交換したりすることができます。音楽やお笑いなどにお金を出すのは、全くもって人間らしい活動と思います。mojix さんのセミナーにお金を出すのもまた然り(いつもお世話になります)。
そういう人間らしさをますます追究しつつ、プリミティブも時々思い出して忘れないようにすることが大切かなぁと、このエントリを読んでまたいろいろ考えてしまいました。ありがとうございました。
ひとつ気になった点。
<いくらたくさん持っていても、いつまで持っていても困らないのが、お金です>
いわゆる「お金が紙切れになる」ということがある以上、お金もあるときにはしっかり実物というか、何か本質的に価値あるものに変換しないと大変なことになる場合があると思います。いつまでもお金を持ってると損することがあるかもしれない。そこが、キャベツほど分かりやすくないところがお金の難しさで、全国のたんす預金している、お金を有効に活用しようとしていない多くの人に理解してほしいところです。
ということで、「いつまで持っていても困らない」と言ってしまわず、「困らない(と思ってしまいがち)なのが、お金です」とかの方が文意にそうのではと思いました。もちろん、mojix さんがそういう意味で言っていることは全体を読めば分かりますが、勘違いする方がいたらもったいないということで、長々と失礼いたしました。
Posted by ryousei at 2005/09/03 00:10
ryoseiさん、ていねいなコメントありがとうございます。
価値のプリミティブを辿ると、植物や動物、さらには太陽エネルギーになるというのは、まったくその通りです。農業や、天然資源などもそうですね。
<プリミティブも時々思い出して忘れないようにすることが大切>というのも、まったく同感です。<お金の中でばかり考えていると、いつまで経っても「価値」は生まれない>と書いたのも、お金サイドよりも価値サイドに軸足を置くべきという意味で、同じ趣旨だと思います。
そういう地球に転がっているプリミティブな価値のほかに、家電やPCなどの製品、スーパーやコンビニで売っている食べ物、音楽やお笑い、私のZopeセミナーなど(笑)、人間が作り出す製品やサービスという、有形無形の価値がある。その意味では、値段がついていないモノやサービスにも、価値はいたるところにありますね。
「お金が紙切れになる」ことがありうる、という点については、完全におっしゃる通りです。お金も放っておくと物価水準にあわせて価値がゆっくり目減りするし、インフレや国家破産などでもっと急激に貨幣価値が下落・消滅する可能性もあります。長くなるので、その話は省いてしまいました。その意味では、不動産や株、金塊などのほうが資産を保全できる面もありますよね。フォローいただいてとても助かりました。
お金や値段、価値などの「意味」について考えはじめると、面白くて止まらなくなってしまいます。
Posted by
mojix
at 2005/09/03 08:18
スパムが多いため、現在コメントの受付を中止しています。ご了承ください。
検索
最近のエントリー
サミット記念写真での各国代表の並び順
2008.11.21
バルセロナのデザイン会社「COSMIC」の作品集 『WE WORK HERE』
2008.11.20
「米国のCTO」がうらやましい
2008.11.19
中高生がCDを買わないのは単にお金がないからだ
2008.11.18
科学は日本語を必要としないが、文化は日本語を必要とする
2008.11.17
Q-Tip 『The Renaissance』
2008.11.16
バラマキではなく「希望」を
2008.11.15
ダサ動物の王、アルパカ
2008.11.14
カプチーノとカフェラテとカフェモカの違いは?コーヒー系飲み物の成分を図解
2008.11.13
HTTPヘッダが見れるFirefoxアドオン「LiveHTTPHeaders」
2008.11.12
渋谷パルコのクリスマスツリー2008
2008.11.11
米政府はビッグ3を救済すべきでない
2008.11.10
コミュニケーションはコラボレーション
2008.11.09
「オーストリー」への表記変更は消滅?
2008.11.08
コモンとオバマ
2008.11.07
ランダム日記
リベラル・アーツは 「自由人の技術」
2008.06.01
有料自習室
2008.09.07
肯定と否定は、実はけっこう近い
2005.09.23
火星人メルカーノ
2005.01.26
e-Japan時代の情報政策(上):ソフトウェア産業の3つの課題:経済産業省 村上敬亮氏
2004.08.11
Faviki - セマンティックなソーシャルブックマーク
2008.05.27
Jakarta LuceneのPython版、Lupy
2003.12.28
アンドロイドの女子アナ、「安藤さん」
2005.07.16
本を「放流」する - BookCrossing
2004.08.18
バラバラの点であっても将来それが何らかのかたちで必ず繋がっていく - スティーブ・ジョブズのスピーチ
2005.08.01
Webの「昔の流行」 / Firefox 1.5のXML機能 / Alexaがサイト情報を開発者に公開 / SVG And Canvas In Mozilla / 日経平均は4日続落 / カフェ・レストランのソーシャル型データベース
2005.10.17
オンラインゲームも無料化の方向に / 虚妄の大学発ベンチャー / 金融界のバックミンスター・フラー
2005.11.27
「発狂小町」が面白くてたまらない
2008.04.26
もし数字の「ゼロ」に特許があったら
2003.10.06
格差は問題ではなく、日本をどうやって成長軌道に乗せるかが問題だ
2008.05.03
このサイトについて
mojixのプロフィール
テクノロジー
(Powered by
Zope
,
Python
)
ポリシー
はてなブックマークでの人気エントリ
フィード
フィード(RSS 2.0)
RSS / ATOMフィードのアイコンを統一しよう
breakbeans
11/14-16、幕張・高度ポリテクセンターにてPloneトレーニング
『ダイヤモンド・オンライン』がプレオープン、Plone最新バージョン3を採用
10/10-12、幕張・高度ポリテクセンターにてPythonトレーニング
8/28-30、幕張・高度ポリテクセンターにてZopeトレーニング
6/13-15、幕張・高度ポリテクセンターにてPythonトレーニング
shortcutweb
注目の舞台俳優集め劇団キモチスイッチ結成、web広告「いつもキモチにスイッチを」が公開
劇団、本谷有希子の最新作「ファイナルファンタジックスーパーノーフラット」が6月4日に公演スタート
BATIK待望の新作「ペンダントイブ」が世田谷パブリックシアターに登場
ダンス色を強め、芸術見本市が今年も開催
フィッシュリ&ヴァイスのDVDが発売、アップリンクでは記念上映も開催
関連サイト
「お金があまっている」 とはどういうことなのか、それはなぜなのかを考えてみる : コメント
高騰した土地を最後の最後に持っていた多くの人たちに、その土地を活用して価値を生む能力などなかった、いや、そもそも「土地を活用して価値を産みだそう」という気持ちがはじめからなかった、それがバブルの正体であり、その意味で、このエントリーは非常にうなずきながら読みました。
価値を産むことの基本というか、プリミティブを考えると、自然の植物を採ってくるとか、自然に泳いでいる魚をつかまえるとか、野生の動物を狩りするとかだと思います(さらに言うと、その価値のソースは太陽、酸素、水の存在)。
人間以外の動物は基本的にそれに近いことしかしませんが、人間は価値を抽象化して、いろいろなことに変換したり、それを交換したりすることができます。音楽やお笑いなどにお金を出すのは、全くもって人間らしい活動と思います。mojix さんのセミナーにお金を出すのもまた然り(いつもお世話になります)。
そういう人間らしさをますます追究しつつ、プリミティブも時々思い出して忘れないようにすることが大切かなぁと、このエントリを読んでまたいろいろ考えてしまいました。ありがとうございました。
ひとつ気になった点。
<いくらたくさん持っていても、いつまで持っていても困らないのが、お金です>
いわゆる「お金が紙切れになる」ということがある以上、お金もあるときにはしっかり実物というか、何か本質的に価値あるものに変換しないと大変なことになる場合があると思います。いつまでもお金を持ってると損することがあるかもしれない。そこが、キャベツほど分かりやすくないところがお金の難しさで、全国のたんす預金している、お金を有効に活用しようとしていない多くの人に理解してほしいところです。
ということで、「いつまで持っていても困らない」と言ってしまわず、「困らない(と思ってしまいがち)なのが、お金です」とかの方が文意にそうのではと思いました。もちろん、mojix さんがそういう意味で言っていることは全体を読めば分かりますが、勘違いする方がいたらもったいないということで、長々と失礼いたしました。
価値のプリミティブを辿ると、植物や動物、さらには太陽エネルギーになるというのは、まったくその通りです。農業や、天然資源などもそうですね。
<プリミティブも時々思い出して忘れないようにすることが大切>というのも、まったく同感です。<お金の中でばかり考えていると、いつまで経っても「価値」は生まれない>と書いたのも、お金サイドよりも価値サイドに軸足を置くべきという意味で、同じ趣旨だと思います。
そういう地球に転がっているプリミティブな価値のほかに、家電やPCなどの製品、スーパーやコンビニで売っている食べ物、音楽やお笑い、私のZopeセミナーなど(笑)、人間が作り出す製品やサービスという、有形無形の価値がある。その意味では、値段がついていないモノやサービスにも、価値はいたるところにありますね。
「お金が紙切れになる」ことがありうる、という点については、完全におっしゃる通りです。お金も放っておくと物価水準にあわせて価値がゆっくり目減りするし、インフレや国家破産などでもっと急激に貨幣価値が下落・消滅する可能性もあります。長くなるので、その話は省いてしまいました。その意味では、不動産や株、金塊などのほうが資産を保全できる面もありますよね。フォローいただいてとても助かりました。
お金や値段、価値などの「意味」について考えはじめると、面白くて止まらなくなってしまいます。