2013.05.22
和歌山県紀の川市の直売所「めっけもん広場」 年間売り上げ25億円
朝日新聞デジタル - 売り上げ25億円、日本一直売所 和歌山「めっけもん」(2013年5月20日17時1分)
http://www.asahi.com/national/update/0520/OSK201305200013.html


写真:旬の作物が棚を埋めつくす「めっけもん広場」の店内。平日にもかかわらず大勢の客でいっぱいだ=和歌山県紀の川市

<【木村和規】全国に約2千あるJAの直売所で、2002年度から農産物の売り上げナンバーワンを続ける店が和歌山県にある。開店から12年、味と値段に敏感な京阪神の消費者を引きつけてきた。競合店も増える中、農家ならではの発想で地域と店を盛り上げようと、新たな挑戦を始めている>。

先日「6次産業」について書いたが、この和歌山県紀の川市(きのかわし)のJA直売所「めっけもん広場」は、年間売り上げが25億円らしい。各地で直売所は盛り上がっていると聞くが、これはすごい。


写真:外観は一見普通のスーパーと変わらない「めっけもん広場」=和歌山県紀の川市

<大阪との府県境近くにある紀の川市の「めっけもん広場」。鉄骨平屋の建物は一見、普通のスーパーと変わらない。しかし、店に入れば印象は一変する>。


図:めっけもん広場

<採れたての大玉トマト2個で180円、キュウリ4本90円、ナス3本150円……。6月下旬には名物の桃が並び始める。旬の恵みが、安く、圧倒的な存在感で、約1千平方メートルの店内を埋めつくす>。

農家が採れたての野菜や果物を持ち込み、それがこんなに安いのだから、人気もうなずける。

公式サイトブログを見ても、パワーが伝わってくる。出荷している生産者のブログもあり、農家の日常がわかっておもしろい。

YouTubeに専用チャンネル「紀の里ちゃんねる」があり、店のイベントなどの様子が動画で見れる。

YouTube - いちじく・柿トラックセールス出発!
http://www.youtube.com/watch?v=oSGvmsHUat8



6次産業」や直売所がつねにうまくいくわけではないだろうが、この「めっけもん広場」は、大きな成功例だろう。

サイトを見ても、洗練されてはいないが、パワーがあって、おもしろい。イートインコーナー「イーテン」とか、都心のオシャレな店にはない魅力がある。食べログでも好評のようだ。

私はいわゆる観光地よりも、こういう超ローカルなスポットがむしろ好きなのだ。あまり人気がない和歌山県だが、私の中ではかなり注目度アップである。


関連:
めっけもん広場
http://www.ja-kinosato.or.jp/01_mekkemon/

関連エントリ:
「6次産業」とは
http://mojix.org/2013/05/18/6ji-sangyou