NHK「その時、歴史が動いた」でガンジー特集。

ガンジーの生い立ち（エリートとして英国留学、南アで人種差別を受ける、など）や、映画「ガンジー」からのシーン、当時の写真や報道などを使って、ガンジーの歩みと思想を解説。

ガンジーについては無抵抗主義くらいしか知らなかったので、とても勉強になった。

暴力が暴力を呼ぶ悪の連鎖を、非暴力で断ち切ろうという命がけの勇気に敬服。

そして私にとってガンジーは、「自分で作る」という思想でも注目すべき人だ。

ガンジーは塩や衣服を自分の手で作ることを実践したが、これは英国からの独立というせっぱつまった側面だけでなく、それによって自分や世界を深く理解したり、自分で作ることのよろこびという側面もあったはずだ。

ガンジーを政治的・倫理的な文脈でのみ考えるのではなく、例えばウイリアム・モリス（アーツ・アンド・クラフツ運動）などと並べて、「手作り系のルーツ」として考えてみると面白い。