2004.03.30
musiq 『soulstar』は名盤
先日買った、musiq『soulstar』が素晴らしい。musiqの3作目。

たしか正月くらいに出ていたと思うが、すぐ買わなかった(私の場合、CDや本で欲しいと思ったものをどんどん買っていると破産するので、しばらく「寝かせて」から買う)。もっと早く買えば良かった。

私がmusiqを知ったのは前作(2作目)『juslisen』からで、お茶ノ水のディスクユニオンでかかっていたのを聴いて衝撃を受け、即買いした。「21世紀のスティーヴィー・ワンダー」と呼びたいその曲作りのうまさと歌唱力で、いっぺんに好きになった。

『juslisen』もじゅうぶん良かったが、『soulstar』の完璧さには脱帽。『juslisen』ですら通過点だったのだ。これは「名盤」である。

Amazonの『soulstar』のページを見てみると、こんな紹介文があった。

無視するわけにいかない問題――ミュージック(名前から「ソウルチャイルド」がなくなった)は、どう聴いてもスティーヴィー・ワンダーにそっくりだ。それでも、本作『Soulstar』において、「Momentinlife」をはじめとするトラックの数々は、限りない美しさと善意をもって偉人ワンダーにならっているので、リスナーとしてもつい許してしまいたくなる。

「無視するわけにはいかない問題」という言い回しが、どこか翻訳調で可笑しい。逆に、ここまでスティーヴィー・ワンダーに似ていることがスゴイと思う。

2004年ベストディスクのページを作って、stereolab『MARGERINE ECLIPSE』(これも素晴らしい)といっしょに入れておく。