2010.06.14
「はやぶさ」とカプセルが7年ぶりに地球に帰還 はやぶさ本体は「バラバラになりながら燃え尽き、役目を終えた」
asahi.com - 「はやぶさ」とカプセルが地球に帰還、大気圏突入確認(2010年6月13日23時4分)
http://www.asahi.com/science/update/0613/TKY201006130193.html

<【グレンダンボ近郊(豪南部)=東山正宜】小惑星探査機「はやぶさ」は13日午後11時20分(日本時間午後10時50分)ごろ、豪州南部の上空で大気圏に再突入し、約60億キロの旅を終えて7年ぶりに地球に帰還した。月以外の天体に着陸した探査機の帰還は、世界で初めて。宇宙航空研究開発機構は、小惑星「イトカワ」の砂が入っている可能性のある回収カプセルの捜索を始めた>。

<はやぶさは、再突入の3時間前に回収カプセルを分離。豪州に西側から入る形でほぼ同時に落下した。カプセルは数十秒間にわたり、金星と同じくらいの強い光を放った。はやぶさ本体は、その真後ろでバラバラになりながら燃え尽き、役目を終えた>。

<はやぶさは2003年5月、鹿児島・内之浦からM5ロケットで打ち上げられ、約20億キロ航行して05年にイトカワに到着した。その後、姿勢制御装置の故障や燃料漏れが相次ぎ、エンジンが設計寿命を超えるなど、帰還は何度も絶望視された。そのたびに解決策が見つかり、当初予定から3年遅れ、往復で約60億キロの旅程を経ての帰還となった。38万キロ離れた月以外の天体との往復は世界初となる>。



あまり宇宙には興味がない私だが、この「はやぶさ」の帰還には感動してしまった。

何度も絶望視され、通信が途絶えたりしていたのに、すべてを乗り越えて、地球に帰ってきた。

<カプセルは数十秒間にわたり、金星と同じくらいの強い光を放った。はやぶさ本体は、その真後ろでバラバラになりながら燃え尽き、役目を終えた>という一文を読むと、思わず涙が出てくる。


関連:
ウィキペディア - はやぶさ (探査機)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%AF..
ウィキペディア - イトカワ (小惑星)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4..
マイコミジャーナル - JAXA川口プロマネが講演、後継機"はやぶさ-2"にも意欲を(2006/04/04)
http://journal.mycom.co.jp/articles/2006/04/04/jaxa/
私が「はやぶさ」のことを知ったのは、たしかこの記事がきっかけだった。