2011.06.04
もし自分の名前が「マイケル・ジャクソン」だったら
「マイケル・ジャクソン」という名前のコンピュータ科学者がいる。

Wikipedia - Michael A. Jackson
http://en.wikipedia.org/wiki/Michael_A._Jackson

<Michael Anthony Jackson (born 1936) is a British computer scientist, and independent computing consultant in London, England. He is also part-time researcher at AT&T Research, Florham Park, NJ, U.S., and visiting research professor at the Open University in the UK.>

コンピュータ・サイエンスの世界ではそこそこ知られている人だが、もちろんあの有名な「マイケル・ジャクソン」に比べれば、知名度はないに等しいだろう。

この「マイケル・ジャクソン」氏のホームページには、冒頭に「Michael Jackson (not the singer)」と書かれている。

Michael Jackson (not the singer)
Consultancy & Research in Software Development
http://mcs.open.ac.uk/mj665/

名前だけで、あのマイケルだと本気で誤解する人はいないだろうから、これは軽いジョークだろう。しかし名前が「マイケル・ジャクソン」であれば、これまでの人生でおそらく100万回くらい、その名前をネタにされてきたはずだ。初対面での話の「つかみ」にはいいが、さすがにいちいち面倒そうではある。

「マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)」という名前の有名人はけっこういるようで、スポーツ選手やタレントなどが多いようだ。しかし、スポーツ選手やタレントよりも、コンピュータ科学者が「マイケル・ジャクソン」だというほうが、落差が大きくておもしろい。

もし自分の名前が「マイケル・ジャクソン」だったら、それは人生にどういう影響を与えるだろうか。話のネタになるとか、名前を覚えてもらいやすい、というのは利点かもしれない。しかし、自分の名前がつねに、あのマイケルのイメージとむすびついてしまうのは、やりきれないところもあるだろう。