2003.07.24
JAGATでCMSセミナー
今日はJAGAT(社団法人日本印刷技術協会)で、CMSセミナー「機能や制作規模で考えるWebサイトの仕組み」があった。

最近の印刷会社は、Webもいっしょに受注するパターンが多くなってきているとのこと。それを受けて、印刷業界の協会であるJAGATでCMSのセミナーということらしい。IT業界ですら、CMSのセミナーというものはまだあまり聞かない。

私の担当はもちろんZopeなのだが、CMS一般のセミナーで話すのは初めてで、また他のコマも面白かった。ジェー・シー・ディ木戸康行氏、インフォザインの松田孝氏は、いずれもCMSの有識者。またCMSを使って百貨店のサイトを手がける伊藤美藝社は、その事例を細かく紹介。

木戸さん、松田さんとは、休憩時間にも少し話すことができた。

かつてネオナジーでLinuxを普及する立場にあった木戸さんは、オープンソース・ビジネスの先輩でもある。Zopeの普及には「あと10年かかる」と言われてしまった(^^

Zopeにも詳しい松田さんは、Zopeは素晴らしいが、どうビジネスモデルを確立していくかが難しいと語っていた。これもやはり、Zopeに限らずオープンソース一般の課題でもある。

有識者2人に「この道」の険しさを説かれ、私は逆に燃えた(^^ 最後の私のコマでは、いつにも増してZopeの素晴らしさをブチまくった。Zopeの要点解説を30分、プロダクトやデータベース、CMFなどのデモを30分。

いちばん技術寄りの内容でもあったので、JAGATのセミナーとして大丈夫だったのかどうかわからないが、主催者と一部の受講者の方から幸い好評をいただいたので、まあオッケーでしょう。

ドン・キホーテの戦いは、まだまだこれからだ。