2003.11.16
シンディ・ローパーをバックにサラリーマンの行列 - ソニーの新しいCM
シンディ・ローパーの名曲「タイム・アフター・タイム」をバックに、スーツ姿でうつむいたサラリーマンの行列が歩いている。

最近よく見る、ソニーのオーディオコンポのCMだ(製品名忘れた)。

これまでソニーのCMといえば、アンダーワールドかなんかのアップテンポなダンスチューンをバックに、シルバー調の未来生活、みたいなイメージが強かった。

それがなんと、シンディ・ローパーに、サラリーマンの行列という組み合わせ。懐かしさ+現実直視という、ソニーのCMとしてはかなり思い切った方向だ。

たしか「音楽を忘れてしまった大人へ」みたいなフレーズも入っていた。80年代にシンディ・ローパーを聴いて育った若者も、それから20年経った現在、このきびしい状勢のなかで、疲れたサラリーマンと化している。そんな大人の魂に、直球を投げ込む感じだ。これも、ソニーにしてはストレートなメッセージだろう。

業績がやや不調なのもあるのかもしれないが(?)ソニーのこの新しい路線、私はいいと思う。

追記(11/19):
サラリーマンはうつむいていなかった。
フレーズも「音楽を忘れてしまった大人へ」じゃなかったみたい。
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