2003.11.20
Archetypes 1.2.0 final / XULベースのArcheBuilder
Archetypes 1.2.0 finalがリリースされた

Archetypes (formerly known as CMFTypes) is a framework designed to facilitate the building of applications for Plone and CMF. Its main purpose is to provide a common method for building content objects, based on schema definitions. Fields can be grouped for editing, making it very simple to create wizard-like forms.
(大意:Archetypes(以前は「CMFTypes」として知られていたもの)は、PloneとCMF環境でアプリケーションの開発をかんたんにするために作られたフレームワークです。その主な目的は、スキーマ定義に基づいてコンテンツオブジェクトを開発する共通の方法を提供することです。(コンテンツオブジェクトの)フィールドはグループ化され、編集したり、ウィザード形式のフォームを作るのもかんたんになります。)

Zope CMFでは、生のZopeに比べて、コンテンツオブジェクト(いわゆる「タイプ」)の扱いに関して、いくつかの点で進んでいる(インスタンス生成の仕組みなど)。しかしタイプのスキーマ(プロパティセット)自体は依然としてPythonのクラス内でハードコードされるしかない。

Archetypesは、このタイプのスキーマ定義に関して、ZopeのプロパティシートやCMFのfactory type informationのように、標準的な方法を定めるフレームワークだ。

これができると、スキーマは外部から「設定」するような感じになるので、スキーマ自体の編集や、フィールド値を設定するHTMLフォームの生成が容易になる。

Archetypesの一部になるスキーマエディタ「ArcheBuilder」も開発中で、オンラインでデモが見れる。

ArcheBuilderデモ
http://awkly.org/files/archebuilder/archebuilder.xul

注:MozillaのUI言語「XUL(ズール)」で記述されているので、Mozillaブラウザが必要。



ZopeのクライアントにMozillaを使うのはわりと昔から実験されていたが、いよいよ現実的な成果として花開きつつある感じだ。
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