2004.01.20
CNET Japan 「オライリーのインターネットOS論」
CNET梅田氏のBlogで、インターネットについてのTim O'Reillyの考えが紹介されている。

CNET Japan 「オライリーのインターネットOS論」
http://blog.japan.cnet.com/umeda/archives/000953.html

以前私が書いた「AmazonからTim O'Reilly, Jon Udellを経由してZopeへ」を引用してくださっている。梅田さんのBlogに登場するなんて感激。

私が見つけられなかった、Tim O'Reillyが自説の核心を述べている記事も引用されている。

The Future of Technology and Proprietary Software
http://www.oreillynet.com/pub/a/oreilly/tim/p2p/future_2003.csp

また、Tim O'Reillyはこうしたパラダイムを「インターネットOS」という言葉でも表現しているという。

Cisco's IOS vs. my vision of an Internet Operating System
http://www.oreillynet.com/pub/wlg/4124

私はよくZopeのことを「WebのOS」だと紹介するが、Tim O'Reillyが「インターネットOS」と言っているなんて、やはりTim O'Reilly - Jon Udell - Zopeというラインは確実にある。

こうなってくると、Jon Udellの名著『Practical Internet Groupware』(1999) を思い出さずにはいられない。私はZopeに出会う以前に、「インターネットはグループウェアだ」というこの本に出会って、大きな影響を受けた。あまり知られないうちに絶版になってしまったが、オライリーはいまこそこれを復刊してほしい。

「インターネットOS」については、関連リソースをいろいろ読んでから、あらためて書きたいと思う。

追記:
Practical Internet Groupware』のページには、いくつかサンプルチャプターがあり、中身の一部を読むことができる。Tim O'Reillyの序文もある。これを読めば、当時のTim O'Reillyがいかにこの本を重要だと思っていたかがわかる。