大人気の旭山動物園に、「くもざる・かぴばら館」がオープンしたとのこと。

旭山動物園 : くもざる・かぴばら館
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/asahiyamazoo/zoo/sansaku/san_kumokapi.html


くもざる・かぴばら館 （写真は旭山動物園サイトより）

クモザルは「第五の手足とも言われる尾を使い移動」、カピバラは「世界最大のネズミ（実は泳ぐのも得意）」で、「くもざる・かぴばら館」はこの２つを同居させる「混合展示」という方式により、お互いが適当に刺激を受ける効果があるそうです。

カピバラは昔から旭山動物園にいて、リニューアル前は入り口を入って右側、この前までは奥のほうにいたと思います。地味な存在感が良くて、行くたびに見るのが楽しみでしたが、今回の「くもざる・かぴばら館」で、いよいよスターの仲間入りですね。スターになっても、地味なままだと思いますが…。


カピバラ （写真は旭山動物園サイトより）

旭山動物園は「行動展示」という方法で知られていますが、動物園職員の方のコラムに、すばらしい一節がありました。

ゲンちゃん日記 : 「かわいい」分類　（平成17年8月）
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/files/asahiyamazoo/zoo/genntyann/sc02_gen0508.html

＜「動物を愛する」方法は「かわいがる」だけではありません。彼らのことをよく知る，干渉をしない，そっと見守るといった愛し方もあるはずです。ヒトが作り出したペット種の「かわいい」分類の延長線上に「野生種」は存在していないのです＞。

アップデート（9/1） :
asahi.com : 旭山動物園の月間入園者、過去最高　上野動物園の倍以上
http://www.asahi.com/life/update/0901/004.html

＜旭山動物園（北海道旭川市）の８月入園者数が昨年同期より１３万人以上多い４５万６０９７人に上り、月間過去最高を記録。東京・上野動物園の２倍以上で、圧倒的強さを見せつけた。
　８月７日にはアマゾンの密林を模した「くもざる・かぴばら館」も開館。ゆっくり動くカピバラと、頭上のロープをせわしなく伝うクモザルが登場し、新たな人気スポットに＞。