2005.09.23
過去最大級の大型ハリケーン「リタ」 米テキサス州の南東部に接近
asahi.com : 史上3番目の勢力に発達 最強規模のハリケーン「リタ」(2005年09月22日12時25分)
http://www.asahi.com/international/update/0922/009.html

<ハリケーン「リタ」は21日、中心気圧が898ヘクトパスカル、中心付近の風速が70メートル以上に発達し、強度を示すカテゴリーは最強の「5」になった。米国立ハリケーンセンターによると、中心気圧は「カトリーナ」の902をしのぎ、同センターの観測史上3番目の勢力になる。上陸の可能性が高いとみられるテキサス州では、南東部のガルベストンやヒューストンの一部、南西部のコーパスクリスティー市の計約130万人に対し、23日までに退避命令が出る見通しだ。
 隣のルイジアナ州がカトリーナの直撃をうけた直後とあって、自主避難する人が相次いでいる。沿岸から北に向かう道路は一部で大渋滞となっている。
 リタがこのままテキサス州に上陸すれば、米本土へのハリケーン直撃としては過去最大級になる。暴風圏の雲は直径約560キロに及んでいるという>。

asahi.com : 住民避難に全力の構え 「リタ」来襲に備え米政府(2005年09月23日00時10分)
http://www.asahi.com/international/update/0923/001.html

<大型ハリケーン「リタ」は22日、メキシコ湾をやや北よりに進路を変えながら西進した。勢力は最大の「カテゴリー5」で、23日夜から24日朝にかけて米テキサス州の南東部を直撃する可能性が高い。同州では、沿岸自治体が相次いで退避命令を出し、避難者が100万人を上回るのは確実。先月末のハリケーン「カトリーナ」の犠牲者が1000人を超えているだけに、当局は被災防止に懸命だ。「最悪の事態に備えなければならない」(ブッシュ大統領)との危機感も募っている>。


メキシコ湾を覆うように進むハリケーン「リタ」。米海洋大気局(NOAA)が撮影した(日本時間22日午後5時45分)=AP
(写真はasahi.comより)

asahi.com : 海面水温の上昇が原因? 強暴化するハリケーン(2005年09月23日09時00分)
http://www.asahi.com/international/update/0923/004.html

<米南部テキサス州に今週末上陸が予想される超大型ハリケーン「リタ」は、22日も強い勢力を保っている。「カトリーナ」に続き、最強レベルのハリケーンが1カ月間に2度も米本土の直撃コースをとるのは、異常事態といえる。ハリケーンや台風などが「強暴化」しているという研究成果が今夏に相次いで発表され、米海洋大気局(NOAA)も「今年は例年の2~3倍の数の大型ハリケーンが発生する」と警告していた。
 米国立ハリケーンセンターによると、カテゴリー5の勢力を保って米本土に上陸したハリケーンは、1900年以降、35年、69年、92年の3例しかなく、35年には400人以上の犠牲者が出ている。
 ハリケーンは中心気圧や風速などで五つの勢力に分類されるが、米ジョージア工科大のピーター・ウェブスター教授らは16日発行の米科学誌サイエンスで「カテゴリー4~5の最強レベルに発達する割合は、過去30年間に1.5倍以上に高まった」と報告した>。

天災ばかりはどうしようもないとはいえ、なぜこうも続くのか。
戦争やテロと違って、被害者は怒りの向けようもない。対策と、研究による予測を進めておくしかない。

関連 :
CNN.com : Rita turns to threaten Texas, Louisiana
Outer bands from Category 4 storm sweep over New Orleans
http://www.cnn.com/2005/WEATHER/09/22/rita/index.html
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