2008.08.24
ウィキペディアの「Category」が面白い
ウィキペディアには、複数の項目をまとめた「Category」というものがある。

例えば、「Category:記号」を見てみる。

Category:記号
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E8%A8%98%E5%8F%B7

いろいろな記号に関する項目がずらっと出てきて、「句点」、「感嘆符」、「中黒」といったおなじみの記号についてウンチクを知ったり、「顔郵便マーク」、「材料記号」、「庵点」といった面白いものを見つけられる。

Categoryページには、それに関連づけられた項目のほかに、「関連カテゴリ」「サブカテゴリ」もあり、そこからさらに別のCategoryに飛べる。例えば上記の「Category:記号」からは、次の2つの関連カテゴリに飛べる。

Category:文字
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E6%96%87%E5%AD%97
Category:シンボル
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E3%82%B7..

これらも充実していて、「リサイクル識別表示マーク」、「ピクトグラム」、「文字の歴史」、「文字体系の一覧」といった面白い項目が次々に見つかる。

また「サブカテゴリ」の反対の「親カテゴリ」もあり、そのカテゴリページの末尾に「カテゴリ」として列挙されている。「Category:記号」であれば、次の3つが親カテゴリになっている。

Category:記号学
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E8%A8%98%E5%8F%B7%E5%AD%A6
Category:表記
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E8%A1%A8%E8%A8%98
Category:情報
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E6%83%85%E5%A0%B1

こうして、より一般的なカテゴリに上昇していけるわけだ。この一般化を進めていくと、「Category:技術」などトップレベルのカテゴリに行きあたり、それらは「主要カテゴリ」と呼ばれている。

Category:主要カテゴリ
http://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E4%B8%BB%E8..

ここにある各カテゴリから始めて、それぞれのサブカテゴリに降りていけば、原理的には全カテゴリに到達できるわけだ。

ウィキペディアは特定の項目について調べるのにも便利だが、いろいろな項目を「立ち読み」的に、ただ読んでみるのも面白い。その立ち読みには、この「Category」が便利だ。