2008.12.14
モニク・アースのドビュッシー&ラヴェル作品集
2008年も終わりに近づいてきたが、今年は私にとって、「クラシック音楽にハマった年」として記憶されそうだ。クラシック以外の音楽もいろいろ聴いているが、最もたくさん買い、最もたくさん聴いたのはクラシックだった。



Monique Haas - Debussy & Ravel : Les Enregistrements Erato

このモニク・アースによるドビュッシー&ラヴェルのピアノ作品集は、私が今年もっともよく聴いたもののひとつ。ドビュッシーが4枚、ラヴェルが2枚の計6枚組のCDで、ドビュッシー&ラヴェルの主要なピアノ作品を網羅した内容。ドビュッシーの部分が1972年、ラヴェルの部分が1968年の録音。

ウィキペディア - モニク・アース
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2..

<モニク・アース(Monique Haas, 1909年10月20日 - 1987年6月9日)はフランスのピアニスト。夫はルーマニア出身の作曲家・マルセル・ミハロヴィチ。
 生粋のパリジェンヌで、パリ音楽院でジョゼフ・モルパンとラザール・レヴィに師事し、1927年に首席となる。ルドルフ・ゼルキンやロベール・カサドシュの許でも研鑽を積んだ。世界中で演奏活動を続け、とりわけドビュッシー以降の20世紀音楽の演奏で名声を得た。また、アレクサンドル・チェレプニンのピアノ作品集なども残した>。

アンドラーシュ・シフ田部京子、そしてこのモニク・アースといった、最高に私好みのピアニストを知ることができたのは、クラシックにハマった今年の私にとって、最大の音楽的収穫のひとつだった。

いまのところ私がモニク・アースで持っているのは、この6枚組と、これのラヴェル部分から選曲した廉価版CD(先に買ったのはこっち)だけだが、このドビュッシー&ラヴェルの録音がモニク・アースの代表作らしい。とにかくまったく古さを感じさせない、みずみずしい音なのだ。これを買った直後は2~3日くらい、こればかりリピートして聴いていた。YouTubeに上がっているのをいくつか以下にピックアップしたので、ぜひ聴いてみてほしい。

Monique Haas plays Debussy les préludes I - Danseuses de Del (ドビュッシー『前奏曲集第1巻』より)
http://jp.youtube.com/watch?v=3SwqN4bJ4co
Monique Haas plays Debussy - Estampes - Pagodes (ドビュッシー『版画』より)
http://jp.youtube.com/watch?v=DXFpECiub_s
Monique Haas plays Ravel les Jeux d'eau (ラヴェル『水の戯れ』)
http://jp.youtube.com/watch?v=YgZ9ts8h_SU
Monique Haas plays Ravel Le tombeau de couperin (ラヴェル『クープランの墓』より)
http://jp.youtube.com/watch?v=mr-34aTk2DY