2009.09.05
「杏マナー」に「夏ワナー」 文字列傾斜錯視
ウィキペディア - 錯視
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8C%AF%E8%A6%96

<錯視(さくし)とは、視覚に関する錯覚のことである。俗に「目の錯覚」ともよばれる。生理的錯覚に属するもの、特に幾何学的錯視については多くの種類が知られている。だまし絵とはことなる原理による>。

さまざまな錯視が解説されていて面白い。個人的に好きなのは、独立ページにもなっている「カニッツァの三角形」。

ポップル錯視(文字列傾斜錯視)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8C%AF%E8%A6%96#.E3.83.9D..

<平行に並べた図形の模様を均等に上下にずらすと、図形が傾いて見える錯視。ツェルナー錯視のように並べると顕著になる。なお、パソコンの活字体でもこの傾向が見られ、「杏マナー」とパソコンで入力すると、文字が右下がりになっていることが2ちゃんねるで採り上げられ、後にトリビアの泉で採用、北岡明佳がポップル錯視との関連を指摘(但し、学術的に検証を行ったわけではない)したことで知られるようになった。この錯視は単なるインターネットメディアの話題にとどまらず、国内錯視研究の第一人者でもある北岡のホームページでも「読み人知らず」として採り上げられているほか、新井仁之がこの錯視を『文字列傾斜錯視』と定義して論文を発表している。また、「アロマ企画」「コニア画」「科研交付」などと入力してもこの錯視が発生する>。

「杏マナー」の例:

杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏
ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏
ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏ーナマ杏
杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー
杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー杏マナー

以前に見たことがあったが、こういうやつは「文字列傾斜錯視」という名前もあって、数学的にも研究されているらしい。

新井仁之のホームページ - 文字列傾斜錯視
http://www4.ocn.ne.jp/~arai/VisionScience/mojiretsu.html

夏ワナー夏ワナー夏ワナー夏ワナー夏ワナー
夏ワナー夏ワナー夏ワナー夏ワナー夏ワナー

ーナワ夏ーナワ夏ーナワ夏ーナワ夏ーナワ夏
ーナワ夏ーナワ夏ーナワ夏ーナワ夏ーナワ夏

夏ワナー夏ワナー夏ワナー夏ワナー夏ワナー
夏ワナー夏ワナー夏ワナー夏ワナー夏ワナー

これの面白さは、錯視の現象自体が面白いのに加えて、 「杏マナー」とか「夏ワナー」という単語が無意味で、その字面や響きが何か笑えるところだろう。
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