2011.02.07
新宿南口の「もぐもぐパーク北海道」で、高橋製菓の「カステーラ」に再会した
昨日の「旭川買物公園 日本初の歩行者天国」に続き、北海道・旭川ネタで。

先日新宿に行ったとき、南口サザンテラスに最近できたらしい北海道ショップ、「もぐもぐパーク北海道」に寄ってみた。

もぐもぐパーク北海道
http://www.mogu-par.jp/



北海道の食品やお菓子などがたくさんあったが、ここでなんと、高橋製菓の「カステーラ」が売られていた。

ブログの空き地 - 高橋製菓㈱『ビタミンカステーラ』①
http://polarstar.cocolog-nifty.com/toukibi/2007/05/post_5cf6.html



このブログにもあるように、この高橋製菓のカステラは旭川近辺ではよく知られていて、ウィキペディアの旭川市のページにも、代表的な銘菓として載っている。

ウィキペディア - 旭川市 銘菓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%AD..

<ビタミンカステーラ 高橋製菓のカステラパンで大正10年発売のロングセラー商品>。

私も子供の頃によく食べていて、たしか学校給食でもおやつにときどき出ていたと思う。

その高橋製菓のカステラが、新宿南口の「もぐもぐパーク北海道」に売っていて、それもなんと、この店でいちばん売れている人気商品なのだそうだ。1個80円で買いやすいというのもあるだろうが、それでもたくさん商品があるなかで、人気No.1というのはすごい。

私も買って食べてみたが、子供の頃とまったく変わらない、なつかしい味だった。これを食べるのは、たぶん30年ぶり以上だろう。

大正時代からあるというこのパッケージも、いま見るとむしろ新鮮な感じだ。「ビタミン カステーラ」という表記や手描き文字、オレンジ・黒・白の色使いなど、なつかしさと無軌道なパワーが同居している。お行儀のいい最近のデザインとはまったく違う、独特の魅力がある。

なお「カステーラ」という表記は、ポルトガルから長崎に伝来したというカステラの由来をふまえた、現地発音に近い表記のようだ。

ウィキペディア - カステラ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB..

<名前の由来は一般的には「スペインのカスティーリャ王国(西: Castilla)のポルトガル発音カステーラ(葡: Castela)」と言われている>。

<いずれにせよ「葡: pão de Castela(パン・デ・カスティーリャ)」(カスティーリャ地方のパンの意)や、「ビスコーチョ(ビスコチョ)」(元は乾パン状の船乗りの保存食だったが、16世紀末頃、柔らかく焼き上げるレシピが生まれている)が由来とされる>。

北海道のお菓子といえば、六花亭の「マルセイバターサンド」や、石屋製菓の「白い恋人」、ロイズのチョコチップなどが有名だろう。しかしこういうのは、空港やデパートなど、いまやどこにでもある感じだ。こういう有名なものに比べると、高橋製菓の「カステーラ」は、地元の銘菓ではあるが、それほど全国的に有名ではなく、ローカルっぽい。そもそも、これは基本的に子供向けのおやつであって、とても「おみやげ」にはなりそうもない。

しかし、ローカルっぽくて、子供向けのおやつで、「おみやげ」にはなりそうもない、というのがむしろ、高橋製菓の「カステーラ」の魅力だろう。新宿に行く機会があったら、ぜひ「もぐもぐパーク北海道」に寄って、ひとつ買ってみてほしい。