2011.02.18
店員の「機敏な動き」
以前読んだマーケティング関連の本で、店員の「機敏な動き」について書かれていた。

例えば服の売り場であれば、客からやや離れた位置で、商品の服をたたんだりする。これが、店員の「機敏な動き」だと言うのだ。

店員は、あまり客に近づきすぎてもいけない。「何をお探しですか?」などとやると、客は引いてしまう。

しかし、近くに店員がぜんぜんいない、というのもよくない。何か質問したいとき、困るからだ。

よって店員は、客からやや離れた位置にいるのがいいわけだ。

しかし、客からやや離れた位置にいて、ただ突っ立っているのもヘンだ。離れて立っていても、もし客のほうを見ていたりすれば、客は見られているというプレッシャーを感じる。

よって、客の視界に入る程度のやや離れた位置で、客のほうは見ずに、商品の服をたたんだり、「機敏な動き」をしているのがいい、というのだ。

これには「なるほど」と思わされた。これはもう心理学である。

私はこの話を知ってから、店の売り場に行ったとき、店員がちゃんと「機敏な動き」をしているのを見ると、「おお、やってるな」と思うようになった。

こういう視点を得られるのは、マーケティングというものの面白さだろう。