2003.07.13
Java対 .NET、PythonとZopeに関するBruce Eckelの意見
ベストセラー「Thinking in Java」で知られるBruce Eckelが、自分のblogの中でJava対.NET、PythonとZopeについて書いている。以下、かいつまんで紹介。

7-02-03 Java vs. .NET
http://mindview.net/WebLog/log-0035

Java対.NETについては、.NETのC#はよく考えられた言語であることを認め、Javaの側も.NETに刺激されて、いい競争が生まれているとしている。

SunがMicrosoftに太刀打ちできるのかという点については、IBMがSunのおよそ10倍もの予算をJavaにつぎ込んでおり、IBMが助けてくれるだろう。

このJava対 .NETの競争によって、利益を得るのはわたしたちである、としている。

7-02-03 Python Answers
http://mindview.net/WebLog/log-0036

Pythonについては、Zopeが証明しているように、大きいプロジェクトにも向いている。あまり知られていないが、Googleの多くの部分はPythonで書かれている。

人々が、自分が本当に何をしようとしているのかを知り、Pythonがいかにそれをよく助けてくれるかを知れば、より多くの人がPythonに移行していくだろう。

Pythonは、Java、C#のように特定の企業の公式言語ではなかったので、その言語がいかに素晴らしいかを広めるマーケティング部門がない。Pythonは、自分で学んで、他の人に薦めるという仕方で広がるので、企業がバックについたときのようには急激に広まらない。

Zopeはこのサーバ(MindView)で何年も使っている。Zopeに落ち着くまでやや時間がかかったが、Pythonで書かれ、Pythonを使えるということで選んだ。

Zopeの前は、ApacheでCGIを書いており、最初はC++で、次はPerl、次はPythonで書いた。仕組みを理解するにはいいが、だんだん退屈になってきた。そういうことをやるには、Zopeのほうが明らかにハイレベル(higher-level)で、よりよいアプローチだ。