「フリーター」の語源
4月に出た『トーキョー・リアルライフ 42人の消費生活』(WEBアクロス編集室・パルコ編、実業之日本社)という本があって、ときどき読んでいる。
東京に住んでいる20~30代を中心にした普通の若者42人が、何にお金を使ったかを1か月間、日記形式で書いたものをまとめた本。元になったのはWEBアクロス「消費生活」で、いまでもやっている。
参加者の男女比は半々くらいで、肩書きは会社員や学生、フリーターなど。この本のまえがきによると、この「フリーター」という語を作ったのは『リクルートフロムエー』らしい。
「とらばーゆ」にしてもそうだが、時代の風向きを一歩先取りして、こういうキーワードによって流れを作っていくリクルートは大したものだ(このあたりのカルチャーは、くらたまなぶ『MBAコースでは教えない、「創刊男」の仕事術』に詳しい)。
で、フロムエーから生まれたのはいいとして、「フリーター」の「ター」というのは、いったいどこから来たんだろう。
「スキーヤー」「ドライバー」など、ナニナニをする人には「-er」をつけるのが英語の通例なので(「-ist」もあるけど)、それは納得できる。しかし「ター」の「t」はどこから来たのか?
理由を知りたいというよりも、「フリーター」という語は、その「ター」のおかげで、いかにもフリーターっぽい軽くて自由な感じが出ていて、うまいネーミングだと思うのだ。
東京に住んでいる20~30代を中心にした普通の若者42人が、何にお金を使ったかを1か月間、日記形式で書いたものをまとめた本。元になったのはWEBアクロス「消費生活」で、いまでもやっている。
参加者の男女比は半々くらいで、肩書きは会社員や学生、フリーターなど。この本のまえがきによると、この「フリーター」という語を作ったのは『リクルートフロムエー』らしい。
「とらばーゆ」にしてもそうだが、時代の風向きを一歩先取りして、こういうキーワードによって流れを作っていくリクルートは大したものだ(このあたりのカルチャーは、くらたまなぶ『MBAコースでは教えない、「創刊男」の仕事術』に詳しい)。
で、フロムエーから生まれたのはいいとして、「フリーター」の「ター」というのは、いったいどこから来たんだろう。
「スキーヤー」「ドライバー」など、ナニナニをする人には「-er」をつけるのが英語の通例なので(「-ist」もあるけど)、それは納得できる。しかし「ター」の「t」はどこから来たのか?
理由を知りたいというよりも、「フリーター」という語は、その「ター」のおかげで、いかにもフリーターっぽい軽くて自由な感じが出ていて、うまいネーミングだと思うのだ。