情報社会学(若手)研究会 「伝播投資貨幣『PICSY』について」
GLOCOMの情報社会学(若手)研究会(10月度)「伝播投資貨幣『PICSY』について」に参加した。
PICSYプロジェクトについては、以前ここでちょっとだけ紹介したが、私自身、なんとなく興味があるだけで何もわかっていなかった。
今日の研究会(ディスカッション込みで4時間以上!)では、PICSYの根底にある考え方や基本概念、実装上の問題点、関連プロジェクトなどがいろいろ紹介された。出席者からの活発な質問も飛び交い、門外漢の私でもだいぶPICSYのヴィジョンが見えてきた。
伝播投資貨幣というオルタナティヴな貨幣を使うPICSYは、しかし単に仮想通貨の話というよりも、決済貨幣をベースにした現状の資本主義社会の成り立ちそのものを変えるというラディカルな側面を持っている。
詳しくはPICSYのページを読んでもらうとして(特にPICSYとは?、用語集、リソースあたり)、今日の話でもっとも印象的だったのは、「ネットの「文法」がこれから出てくる」という鈴木氏の話。
本に対する「活字」や、映画に対する「カメラワーク」のように、新しいメディアが出てくると、それにふさわしい文法・やり方というのが出てくる。その意味で、ネットに対する文法みたいなものはまだ出てきておらず、それがこれから出てくるはずだ、と。
決済貨幣ベースの社会から、伝播投資貨幣ベースの社会への転換は、「社会のOS」を取り替えるようなものだ、というメタファーも鈴木氏は使っていた。
この情報社会学(若手)研究会には、各方面の産・学・官から精鋭が集まってきていているようで、何かが起こりそうなその雰囲気も印象的だった。
PICSYプロジェクトについては、以前ここでちょっとだけ紹介したが、私自身、なんとなく興味があるだけで何もわかっていなかった。
今日の研究会(ディスカッション込みで4時間以上!)では、PICSYの根底にある考え方や基本概念、実装上の問題点、関連プロジェクトなどがいろいろ紹介された。出席者からの活発な質問も飛び交い、門外漢の私でもだいぶPICSYのヴィジョンが見えてきた。
伝播投資貨幣というオルタナティヴな貨幣を使うPICSYは、しかし単に仮想通貨の話というよりも、決済貨幣をベースにした現状の資本主義社会の成り立ちそのものを変えるというラディカルな側面を持っている。
詳しくはPICSYのページを読んでもらうとして(特にPICSYとは?、用語集、リソースあたり)、今日の話でもっとも印象的だったのは、「ネットの「文法」がこれから出てくる」という鈴木氏の話。
本に対する「活字」や、映画に対する「カメラワーク」のように、新しいメディアが出てくると、それにふさわしい文法・やり方というのが出てくる。その意味で、ネットに対する文法みたいなものはまだ出てきておらず、それがこれから出てくるはずだ、と。
決済貨幣ベースの社会から、伝播投資貨幣ベースの社会への転換は、「社会のOS」を取り替えるようなものだ、というメタファーも鈴木氏は使っていた。
この情報社会学(若手)研究会には、各方面の産・学・官から精鋭が集まってきていているようで、何かが起こりそうなその雰囲気も印象的だった。