2003.10.29
no quietのノレンバッグ / ファッションのモジュール化
以前買った『MdN Designer's File 2003』という本をパラパラ見ていて、カタチ(干場邦一)というデザイナーのページに目が止まった。

no quiet/katachi
http://www.katachi.jp/

この人のセンスは全体的に私好みだが、とくに「ノレンバッグ」というやつがすごく気に入ってしまった。

noren-bag
http://www.katachi.jp/noquiet/jpn/product/noren_bag.html

このページにあるように、小・縦長・横長・大の4サイズの小さいバッグと、ネジフック、持ち手の計6種類の部品があり、色も白、黒、グレーの3色。

これらを自由に組み合わせて、自分の好きなようにカバンを作ることができる(ネジフックと持ち手は必須になるだろうけど)。その日の気分で、カバンを構成しなおしたりもできるわけだ。

まるで無印良品の棚みたいにモジュール化されている。私はこういうのが大好きだ。

ここまで来たら、この規格をオープンスタンダードにしてしまって、誰でもカバン部品を自作できて、どれとでも組み合わせられるようになるとかなり楽しそうだ。

こういう標準化は、ソフトウェアの世界ではすごく進んでいる。手作りファッションの世界でも、もっと標準化の考えを取り入れると面白くなりそうだ。

みんな自分のものをスクラッチ(ゼロ)から作るのではなく、部品レベルで規格を共有すれば、「部品をつくる」「部品を組み合わせる」という新次元の楽しさが生まれる。