サーバではなくクライアントがXMLを処理するパラダイム / P2P的な風景
5月のOSCOM 3で、Jon Udellがキーノートスピーカーの1人だった。
以下がそのスライド。
Grade School CMS Lessons
http://weblog.infoworld.com/udell/misc/oscom/intro.html
このプレゼンの内容も面白いのだが、このスライドツール自体も、Jon Udell本人がJavaScriptで作っている(舞台裏)。
このスライドはサーチを備えていて、このサーチがかなり面白いことをしている。
上記スライドのサーチページ
http://weblog.infoworld.com/udell/misc/oscom/search.html
このページのHTMLソースを読むとわかるのだが、JavaScriptの中で別ページのXMLとXSLファイルを読み込んで、これをJavaScriptの中でXPATHで検索している。
WebのXML技術はたいてい、XMLをサーバ側で処理してHTMLに変換するなどして、クライアント側(ブラウザ)に送る。しかしここでは、XMLをモロにクライアント側に送って、クライアント側でXML処理しているわけだ。
サーバではなくクライアントがXMLを処理するというのは、ちょっとしたパラダイム変換だろう。そしてこの考え方は、RSSやWebサービスと重なってくる。XML on HTTPによるソフトウェア通信だ。
ブラウザはもはや、人間がHTMLページを見るだけのものではなく、自前でXML処理をしてしまうくらい高機能なものになった。WindowsにとってIEはもはやブラウザ以上のものだし、Mozillaにしてもそのアーキテクチャは最初からアプリケーションプラットフォームとして考えられている。
ケータイのようなシンクライアントが出てくる一方で、PCのブラウザはこれからもっと高機能化に向かい、OSやサーバとの境界がぼやけてくるかもしれない。
すべてのPCが、サーバ兼クライアントの「ノード」になる。
そんなP2P的な風景が、すぐその先に見えてくる。
以下がそのスライド。
Grade School CMS Lessons
http://weblog.infoworld.com/udell/misc/oscom/intro.html
このプレゼンの内容も面白いのだが、このスライドツール自体も、Jon Udell本人がJavaScriptで作っている(舞台裏)。
このスライドはサーチを備えていて、このサーチがかなり面白いことをしている。
上記スライドのサーチページ
http://weblog.infoworld.com/udell/misc/oscom/search.html
このページのHTMLソースを読むとわかるのだが、JavaScriptの中で別ページのXMLとXSLファイルを読み込んで、これをJavaScriptの中でXPATHで検索している。
WebのXML技術はたいてい、XMLをサーバ側で処理してHTMLに変換するなどして、クライアント側(ブラウザ)に送る。しかしここでは、XMLをモロにクライアント側に送って、クライアント側でXML処理しているわけだ。
サーバではなくクライアントがXMLを処理するというのは、ちょっとしたパラダイム変換だろう。そしてこの考え方は、RSSやWebサービスと重なってくる。XML on HTTPによるソフトウェア通信だ。
ブラウザはもはや、人間がHTMLページを見るだけのものではなく、自前でXML処理をしてしまうくらい高機能なものになった。WindowsにとってIEはもはやブラウザ以上のものだし、Mozillaにしてもそのアーキテクチャは最初からアプリケーションプラットフォームとして考えられている。
ケータイのようなシンクライアントが出てくる一方で、PCのブラウザはこれからもっと高機能化に向かい、OSやサーバとの境界がぼやけてくるかもしれない。
すべてのPCが、サーバ兼クライアントの「ノード」になる。
そんなP2P的な風景が、すぐその先に見えてくる。