Webの未来はここから始まる - 『オデッセイ1971-2001 工作舎アンソロジー』
きのうの晩、下北の個性的な本屋ヴィレッジ・ヴァンガードで『オデッセイ1971-2001 工作舎アンソロジー』という本を見つけ、30分くらい立ち読みしたあと、買った。
伝説的な雑誌『遊』などで知られる個性的な出版社、工作舎の30周年記念アンソロジー。帯には<工作舎30年の出版物より厳選した珠玉の断片集>とある。
私は工作舎の大ファンとはいえない。『遊』は後追いで何冊か買い、工作舎の本も何冊か持っている程度だ。しかし戸田ツトムをはじめ、私はこの出版社から直接間接に大きな影響を受けているという自覚がある。
この本を読んで、工作舎はとてつもない出版社であることが、初めて理解できた。
多数の引用や図像で構成された、どこを開いてもインスピレーションを受ける本だが、特に巻末に収録された松岡正剛+十川治江の対談が素晴らしい。
『遊』の頃の工作舎で何が起こっていたのか、面白いエピソードがたくさん語られている。ここには書ききれないので、とにかく手に入れて読んでほしい。
ネットやWebは素晴らしいが、現状ではコンテンツが欠如している。最近の私がいつも気になっているその問題意識に、この本がひとつの答えを与えてくれている気がした。
私にとってこの『オデッセイ1971-2001 工作舎アンソロジー』は、かつての自分の教科書みたいなものであると同時に、いまの自分は、ようやくこれをほんとうにリアルなものとして使いこなせる出発点に立ったような、そんな気がする。
元・雑誌ジャンキー、現・Webジャンキーの人間として、私はなんらかのかたちでこの精神を継承していく義務みたいなものがあるように感じた。
いまのWebにないものがここにある。
Webのほんとうの未来は、ここから始まる。
関連リンク:
http://www.kousakusha.co.jp/DTL/odyssey.html
http://www.kousakusha.co.jp/VOICE/odyssey.html
http://www.weabe.com/smalltalk/book_od.html
http://www.hotwired.co.jp/cave/work/w12010.html
伝説的な雑誌『遊』などで知られる個性的な出版社、工作舎の30周年記念アンソロジー。帯には<工作舎30年の出版物より厳選した珠玉の断片集>とある。
私は工作舎の大ファンとはいえない。『遊』は後追いで何冊か買い、工作舎の本も何冊か持っている程度だ。しかし戸田ツトムをはじめ、私はこの出版社から直接間接に大きな影響を受けているという自覚がある。
この本を読んで、工作舎はとてつもない出版社であることが、初めて理解できた。
多数の引用や図像で構成された、どこを開いてもインスピレーションを受ける本だが、特に巻末に収録された松岡正剛+十川治江の対談が素晴らしい。
『遊』の頃の工作舎で何が起こっていたのか、面白いエピソードがたくさん語られている。ここには書ききれないので、とにかく手に入れて読んでほしい。
ネットやWebは素晴らしいが、現状ではコンテンツが欠如している。最近の私がいつも気になっているその問題意識に、この本がひとつの答えを与えてくれている気がした。
私にとってこの『オデッセイ1971-2001 工作舎アンソロジー』は、かつての自分の教科書みたいなものであると同時に、いまの自分は、ようやくこれをほんとうにリアルなものとして使いこなせる出発点に立ったような、そんな気がする。
元・雑誌ジャンキー、現・Webジャンキーの人間として、私はなんらかのかたちでこの精神を継承していく義務みたいなものがあるように感じた。
いまのWebにないものがここにある。
Webのほんとうの未来は、ここから始まる。
関連リンク:
http://www.kousakusha.co.jp/DTL/odyssey.html
http://www.kousakusha.co.jp/VOICE/odyssey.html
http://www.weabe.com/smalltalk/book_od.html
http://www.hotwired.co.jp/cave/work/w12010.html