2003.11.08
橋本大也の近傍 - WebViz、情報可視化
最近ますます面白い橋本大也さんのBlogだが、また強烈な一発が。

私の近傍サイトマップ
http://www.ringolab.com/note/daiya/archives/000423.html

Googleの「橋本大也」検索結果から、「橋本大也」という単語の出現数が多いサイトを求め、出現数を距離に関連づけて可視化している。

Web上の情報を可視化するこの手の試みは「WebViz」と呼ばれているそうだ。

今回のように情報と情報の相対的な近さをみたいとき、膨大な量の情報の中の関係を把握したいときなどには、現在のYAHOO!、Googleのランキング的な検索結果リスト表示だけでは不十分だ>。

現状はまだあまり使い勝手のよいものがなさそうなWebVizだが、これから注目の分野になると考えている>。

私もそう思う。すでにこれだけ情報が氾濫しており、これからもっと氾濫することは必至なので、欲しい情報を早く見つけたり、大量の情報分布を一瞬で把握するような技術がますます重要になってくる。

Googleに代表される現状の検索技術は、単語の単純マッチしかしておらず、セマンティックな処理をしていないという意味でも原始的だが、検索結果の表示というユーザインターフェイスの点でも原始的だということだろう。

ちなみに橋本さんがスゴイのは、調査・分析力や見識を持っているだけでなく、必要なツールを自分でパッパと作ってしまうところだ。その意味では「1人シンクタンク」以上なわけで、何かいい称号はないだろうか‥。