2003.12.31
mojixが選ぶ2003年の本ベスト10
ディスクベスト10に続き、2003年の本ベスト10です。

はじける頭脳 MITのすごい奴ら / 鳥井良二 (アートン)
mini icons / edited by Pepin van Roojen (The Pepin Press)
クリエイション・レコーズ物語 / パオロ・ヒューイット 訳・監修:伊藤英嗣(太田出版)
さまざまな空間 / ジョルジュ・ペレック 訳:塩塚秀一郎(水声社)
水素エコノミー / ジェレミー・リフキン(NHK出版)
はじめの一歩を踏み出そう / マイケル・E・ガーバー(世界文化社)
トーキョー・リアルライフ 42人の消費生活 / WEBアクロス編集室・パルコ編(実業之日本社)
The Elements of User Experience / Jesse James Garrett (New Riders)
here and there vol.3 2003 spring issue / 林央子(nakakobooks)
新版 タイポグラフィ トゥデイ / ヘルムート・シュミット編(誠文堂新光社)

順不同で、だいたい最近買った順です。同じものがここにあります。

このうちのいくつかは、このmojix.orgで書いたり、shortcutwebで紹介しました。

衝撃的な 『クリエイション・レコーズ物語』
手のなかから宇宙へ 想い出から未来へ - ペレック 『さまざまな空間』
マイケル・E・ガーバー「はじめの一歩を踏み出そう」
「流行通信」と「here and there」
ヘルムート・シュミット 「タイポグラフィ トゥデイ」

今年買ったCDは新譜を入れてもせいぜい数十枚だと思うけど、本は新刊よりも古いものが中心なので、たぶん300冊くらいは買っている(ちゃんと読んだものは少ないけど)。

それでも昔に比べれば、本を読む量は減ったと思う。大学の頃や、IT業界に入る前までは、ちょっとでも気になるものはなんでも読んでいた気がする。

いまは本を読むための時間がそれほど取れないのもあるけど、自分で作る・自分でやるほうにますます興味が向いているので、本はよほどインスパイアされるものか、実際に何か作るときに「使える」ものを中心に選ぶようになってきた。

いまの私は、漠然とした「教養」や「知識」みたいなものよりも、「ものをつくる」スキルに惹かれる。

実際に何かを実現できるスキルに支えられてこそ、教養やセンスがほんとうに生きてくる。以前の私はそれをわかっておらず、むやみに教養や知識を食べ散らかしていたと思う。
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