ジュースマン
図書館で借りてきたマイケル・T・マレイ『奇跡のジュース』(角川春樹事務所)という本によると、アメリカには「ジュースマン」として有名なジェイ・コーディシュという人がいるらしい。
<現在、米国でこれだけ生ジュースづくりが流行しているのは、ジェイ・コーディシュ(「ジュースマン」というニックネームで知られる)の精力的で献身的な活動によるところが大きいでしょう。彼は自分の命がジュースによって救われたとかたく信じていて、50年近くにわたって、ジュースの啓蒙を続けているのです。
ジェイは20代の前半に突然ガンの宣告を受けました。すでに手術でも制ガン剤でも手のほどこしようのない状態でした。手当たり次第治療法を探していた彼は、マックス・ゲルソンというドイツ人の医師の記事に興味を持ちました。ニューヨーク市で、ジュースを使ってガンを治しているというのです。ジェイはすぐに荷物をまとめ、ゲルソン博士のクリニックへ向かいました。
クリニックでは、ニンジンとリンゴのジュースを1日にグラス13杯飲むところから治療が始まりました。朝6時から1時間おきにグラス1杯ずつ飲んでいくのです。2年半後、ジェイのガンはすっかり治ってしまいました。この時ジェイは、ジュースのパワーを世の中に広めるために一生を捧げると誓ったのです。
ジェイは何年もかけて、何百台ものジューサーを試した末、1961年に後に「ジュースマン」と呼ばれるようになるジューサーの開発にかかわりました。それから約30年、「米国のすべての家庭にジューサーを」というジェイの夢は、今現実のものになりつつあります>
(4章「ジュースをつくってみよう」より)
Googleで「ジェイ・コーディシュ」で調べてみると、1件もヒットしない。「Jay Juiceman」でやってみると、たくさんヒットしてきた。綴りは「Jay Kordich」らしい。
Juicemanジューサーのサイトを見てみると、テレビの通販番組でやっているような、アメリカの大味なマーケティングに一瞬引いてしまったことも事実。しかしアメリカでは、何を売るにも大体こういう調子ではある。
『奇跡のジュース』という本はかなりいい本で、著者のマイケル・T・マレイは信用できる感じなので、その著者が推薦するジュースマンはそれほど怪しい人ではなさそうだ。なにしろジュースの啓蒙活動を50年にわたって続けているというのは、まさに人生を賭けているわけで、並大抵のことではない。
なんにせよ、何かその道でナンバーワンであるような人は、私は尊敬せずにはいられない。「ジュースマン」として一生を送るのは、カッコいいと思う。
<現在、米国でこれだけ生ジュースづくりが流行しているのは、ジェイ・コーディシュ(「ジュースマン」というニックネームで知られる)の精力的で献身的な活動によるところが大きいでしょう。彼は自分の命がジュースによって救われたとかたく信じていて、50年近くにわたって、ジュースの啓蒙を続けているのです。
ジェイは20代の前半に突然ガンの宣告を受けました。すでに手術でも制ガン剤でも手のほどこしようのない状態でした。手当たり次第治療法を探していた彼は、マックス・ゲルソンというドイツ人の医師の記事に興味を持ちました。ニューヨーク市で、ジュースを使ってガンを治しているというのです。ジェイはすぐに荷物をまとめ、ゲルソン博士のクリニックへ向かいました。
クリニックでは、ニンジンとリンゴのジュースを1日にグラス13杯飲むところから治療が始まりました。朝6時から1時間おきにグラス1杯ずつ飲んでいくのです。2年半後、ジェイのガンはすっかり治ってしまいました。この時ジェイは、ジュースのパワーを世の中に広めるために一生を捧げると誓ったのです。
ジェイは何年もかけて、何百台ものジューサーを試した末、1961年に後に「ジュースマン」と呼ばれるようになるジューサーの開発にかかわりました。それから約30年、「米国のすべての家庭にジューサーを」というジェイの夢は、今現実のものになりつつあります>
(4章「ジュースをつくってみよう」より)
Googleで「ジェイ・コーディシュ」で調べてみると、1件もヒットしない。「Jay Juiceman」でやってみると、たくさんヒットしてきた。綴りは「Jay Kordich」らしい。
Juicemanジューサーのサイトを見てみると、テレビの通販番組でやっているような、アメリカの大味なマーケティングに一瞬引いてしまったことも事実。しかしアメリカでは、何を売るにも大体こういう調子ではある。
『奇跡のジュース』という本はかなりいい本で、著者のマイケル・T・マレイは信用できる感じなので、その著者が推薦するジュースマンはそれほど怪しい人ではなさそうだ。なにしろジュースの啓蒙活動を50年にわたって続けているというのは、まさに人生を賭けているわけで、並大抵のことではない。
なんにせよ、何かその道でナンバーワンであるような人は、私は尊敬せずにはいられない。「ジュースマン」として一生を送るのは、カッコいいと思う。