2004.01.25
マクガバン・レポート
甲田光雄や、ジュースマンの命を救ったマックス・ゲルソンなどを知っていらい、栄養療法・自然医学に興味がわいてきた。

いろいろ調べていく中で、よく目にするのが「マクガバン・レポート」というものの存在。

1960年代のアメリカ国民一人当たりの医療費は世界一で平均寿命は世界26位でこのままではアメリカの経済は破綻するとしてアメリカ上院栄養問題特別委員会が世界から学者を集めて食事と健康を調査して5000頁の膨大な調査結果(マクガバン報告)を1977年に発表しました。
食の指導タイム「マクガバン報告」より)

サプリメント・辛口エッセイ 母子ともに健康」によると、この報告書作成を命じたのはフォード大統領で、調査を命じられたアメリカ上院栄養問題特別委員会の委員長が、当時の副大統領候補だったジョージ・マクガバン。

しかしこの報告書によって、マクガバンは医学界や畜産業界などから反発を受けて、副大統領になれなかったという(「サプリメント・辛口エッセイ マクガバンとガリレオ」)。

この報告書の抄訳が「アメリカ上院栄養問題特別委員会レポート いまの食生活では早死にする」という本として出ている(編者の今村光一は、マックス・ゲルソン「ガン食事療法全書」」の訳者)。

この報告書の原文は(たぶん)これ。

DIETARY GOALS FOR THE UNITED STATES
http://www.anaturalway.com/dietary_goals1.html

アメリカは肥満もすごいが、健康に対する意識の高さ、ウェルネス・ブームもすごいものがある。その背後に、このマクガバン・レポートがあったわけだ。

このあたりの話題については、私自身もまだ詳しくないが、とりあえずメモ。