2004.03.05
完成!ドリームハウス : こんな狭小悪条件土地でも家は建つぞSP
テレビ東京『完成!ドリームハウス』、今日は「こんな狭小悪条件土地でも家は建つぞSP」で2時間スペシャルだった。

ちょっとだけ見るつもりだったのに、面白くてつい全部見てしまった。

私が『劇的ビフォーアフター』のファンであることは以前書いた。『ドリームハウス』は、ビフォーアフターの人気に乗じて登場した、いわばフォロワー番組である。ビフォーアフターがリフォームなのに対し、ドリームハウスは新築住宅だ。

私はずっと、『ドリームハウス』の臆面もないフォロワーぶりが好きではなかった。見たことがある人はわかると思うが、ナレーションの言い回しなど、随所にビフォーアフターっぽさが漂っている。

またフォロワーということを抜きにしても、『ドリームハウス』はビフォーアフターと比べて、番組としての面白さがイマイチだと思っていた。

まず『ドリームハウス』は新築住宅の番組なので、ビフォーアフターに比べると、「ビフォー」にあたる「事前の落とし込み」が少ない。ビフォーアフターでは、番組冒頭で「この家が抱える問題」を暗いトーンでひたすら描いておいて、その家をガンガン壊してしまう。その廃墟のようなところから家が新しく再生するので、最後に完成したときの「明るさ」とのコントラストが本当にすごい。『ドリームハウス』ではゼロから新築を建てていくので、それほどのインパクトがない。

また番組を支える映像、ナレーション、音楽などの要素という点でも、ビフォーアフターのほうがレベルが高い。『ドリームハウス』もそれ単体で見ると悪くはないが、ビフォーアフターと比べると緊張感に欠けた、バラエティっぽい感じがする。

しかし今日の「こんな狭小悪条件土地でも家は建つぞSP」という2時間スペシャルはすごかった。悪条件の土地に加え、窓が何十もある家のコンクリート打ち放し工事の難しさ(前半)や、薄いショートケーキみたいな三角形の家(後半)など、「ビフォー」的な落とし込みも十分。

そして結果は、いずれも14坪くらいの狭い土地に、イマ風の若い建築家が設計した、誰もが憧れるようなカッコいい家が建ってしまったのだ。

詳しくは「前回の放送」を見てほしい(1週間経ったら「バックナンバー」の3/5に移動するはず)。

今回すごく良かったせいか、『ドリームハウス』という番組自体も、そんなに悪くないという気がしてきた。谷啓のナレーションも、ほのぼのした雰囲気も、なかなかいい。アメリカンな感じのテキトーな音楽も、陽気でいいじゃないか。
タグ: