勝ち組
トロッコ蜜柑総合研究所 - blog : 俺は勝ち組だ
http://www.toromi.com/modules/news/article.php?storyid=307
<自分が勝ち組だと思えない理由は、自分がどの道で勝ちを目指せばいいのかがわかっていないことだと思う。なんとなく負け組になってしまうのはいやだから、勝ち組だと思えるために単純に経済的や仕事上のキャリアというようなものを目指してしまっている。しかし、どの「道」を選んだら良いのか明確な基準がないので、自己主張せずに今ある価値基準を絶対のものと自己制限している。そして、なんとなく違和感は感じるが、自己主張しないことが良識のある大人なのだと、自分で自分を言い聞かせているのではないだろうか。その結果、競争には勝ったが、満足感が得られないのではないかと思う>。
<勝ち組を目指していること自体負けていないか?>
『30歳からの成長戦略』でも書かれている通り、「勝ち」や「成功」といったものは、自分が出した成果、自分の「価値」の結果としてついてくるものだと思う。
「勝ち組」や「成功」といった文句に安易に躍らされてしまうのは、自分の「軸」みたいなものが定まっていないからではないだろうか。「勝ち組を目指していること自体負けている」とは、うまい表現だ。
そしてもうひとつ、これと似たテーマについて書かれた、こちらもおもしろいエントリー。
港区赤坂四畳半社長 : 世界史と戦う
http://blog.livedoor.jp/shi3z/archives/12549393.html
<高校の同級生で東大法学部を出ていまは某保険会社でファンド運用をやっている友達と先日飲んだのですが、彼はときどきこんなことを言います。
「ベンチャー企業を作って上場させれば、10億や100億は稼げるだろう。だけど、そこに至るまでに相当な苦労と幸運が必要だ。俺たちは違う。俺たちは多くの会社を上場させ、億万長者を作るが、自分たちは億万長者にはならない。そのかわり、ルーチンワークをこなすだけで常に年収2000万で安定だ。ベンチャー経営で一攫千金の100億を目指すか、コツコツ年収2000万で生きていくか、それは生き方や価値観の違いに過ぎないんだよ」
そんな話を聞くと
「お前は2000万の年収を貰って、いったいなんに使うんだ?」
と言いたくなるのですが、実際にきいてみるといつも
「うーん、まあクルマ買ったり…それから家を買ったりかなあ」
などと型どおりのつまらない答えが返ってきて
「相変わらずつまんねーことばっかり考えてるなあ」
とからかってやると、急に真顔になって
「え、どこらへんが…?」
と不安そうに聞き返されるのです。
まあ彼とはもう10年以上のつきあいがあるので、そんな話を聞いても「バッカだなあ」と笑い飛ばしてやれるのですが、私がそれを聞いてどうしてつまらないと思うのかと言うと、結局発想が「お金儲け=勝利」という単純で人間味のない価値観から一歩も外にでていないからです。>
この東大法学部卒、年収2000万の友人は、いわゆる「勝ち組」を文字通り具現化したような存在だろう。
「相変わらずつまんねーことばっかり考えてるなあ」
「え、どこらへんが…?」
という会話のすれ違いは、なかなか衝撃的だ。
この価値観の落差が、すべてをあらわしていると思う。
まさしく<生き方や価値観の違い>だ。
何か大きな成果や価値の結果としてではなく、年収や「勝ち」そのものが目指されているようなところが、清水さんが「つまらない」と感じる原因だろう。
私も清水さんに賛成。
http://www.toromi.com/modules/news/article.php?storyid=307
<自分が勝ち組だと思えない理由は、自分がどの道で勝ちを目指せばいいのかがわかっていないことだと思う。なんとなく負け組になってしまうのはいやだから、勝ち組だと思えるために単純に経済的や仕事上のキャリアというようなものを目指してしまっている。しかし、どの「道」を選んだら良いのか明確な基準がないので、自己主張せずに今ある価値基準を絶対のものと自己制限している。そして、なんとなく違和感は感じるが、自己主張しないことが良識のある大人なのだと、自分で自分を言い聞かせているのではないだろうか。その結果、競争には勝ったが、満足感が得られないのではないかと思う>。
<勝ち組を目指していること自体負けていないか?>
『30歳からの成長戦略』でも書かれている通り、「勝ち」や「成功」といったものは、自分が出した成果、自分の「価値」の結果としてついてくるものだと思う。
「勝ち組」や「成功」といった文句に安易に躍らされてしまうのは、自分の「軸」みたいなものが定まっていないからではないだろうか。「勝ち組を目指していること自体負けている」とは、うまい表現だ。
そしてもうひとつ、これと似たテーマについて書かれた、こちらもおもしろいエントリー。
港区赤坂四畳半社長 : 世界史と戦う
http://blog.livedoor.jp/shi3z/archives/12549393.html
<高校の同級生で東大法学部を出ていまは某保険会社でファンド運用をやっている友達と先日飲んだのですが、彼はときどきこんなことを言います。
「ベンチャー企業を作って上場させれば、10億や100億は稼げるだろう。だけど、そこに至るまでに相当な苦労と幸運が必要だ。俺たちは違う。俺たちは多くの会社を上場させ、億万長者を作るが、自分たちは億万長者にはならない。そのかわり、ルーチンワークをこなすだけで常に年収2000万で安定だ。ベンチャー経営で一攫千金の100億を目指すか、コツコツ年収2000万で生きていくか、それは生き方や価値観の違いに過ぎないんだよ」
そんな話を聞くと
「お前は2000万の年収を貰って、いったいなんに使うんだ?」
と言いたくなるのですが、実際にきいてみるといつも
「うーん、まあクルマ買ったり…それから家を買ったりかなあ」
などと型どおりのつまらない答えが返ってきて
「相変わらずつまんねーことばっかり考えてるなあ」
とからかってやると、急に真顔になって
「え、どこらへんが…?」
と不安そうに聞き返されるのです。
まあ彼とはもう10年以上のつきあいがあるので、そんな話を聞いても「バッカだなあ」と笑い飛ばしてやれるのですが、私がそれを聞いてどうしてつまらないと思うのかと言うと、結局発想が「お金儲け=勝利」という単純で人間味のない価値観から一歩も外にでていないからです。>
この東大法学部卒、年収2000万の友人は、いわゆる「勝ち組」を文字通り具現化したような存在だろう。
「相変わらずつまんねーことばっかり考えてるなあ」
「え、どこらへんが…?」
という会話のすれ違いは、なかなか衝撃的だ。
この価値観の落差が、すべてをあらわしていると思う。
まさしく<生き方や価値観の違い>だ。
何か大きな成果や価値の結果としてではなく、年収や「勝ち」そのものが目指されているようなところが、清水さんが「つまらない」と感じる原因だろう。
私も清水さんに賛成。