2005.02.13
クレイジー・ラジオ
X51.ORG : 精神病院から生放送、患者達によるラジオ番組が大人気 アルゼンチン
http://x51.org/x/05/02/0804.php

<アルゼンチンはブエノスアイレスにて、精神病棟から患者らが生放送でお届けするラジオ番組 - クレイジー・ラジオが人気を博しているとのこと。(中略)
このクレイジー・ラジオ(現地ではRadio La Colifata)を企画した同病院に勤める精神科医のアルフレッド・オリベラ氏は番組をはじめた経緯を次のように語っている。
「最初はセラピーの一環として、患者の皆さんに集まってもらって、テーブルを囲み、テープ録音機を渡して好きなことを喋ってもらったんです。まず誰かが録音機に向かって好きなことを喋り、終わったら次の人に手渡す、というようにしてですね。この段階で既にいくつかの治療の要素がありました。それはまず喋る機会を得ることと、それを他人に渡すということです。」
生放送に参加するセサル氏は、この"療法"は単なる向精神薬よりはるかに有効だと実感しているという。>

これはすごい。
患者も、病院も、リスナーも、誰もがよろこんでいるなんて、すばらしいソリューション(解法)だ。

<外来患者兼ラジオパーソナリティの一人、ヒューゴ・ノルベルト・ロペズ氏はこの番組が治療のみならず、社会における重要な教育効果を発揮していると話している。
「この番組を聴いてもらうことで、精神病に対する無理解と誤解を解くことができると思います。私の住んでいる地区では、よく人は私のことを指差して "おい、あのイカれ野郎を見ろよ!"なんて言うんですが、私に言わせれば全く逆です。そうやって彼らは町の中で私のことを辱めますが、それでいいんです。それが理解への始まりだと思っていますから。」>

この人の意見に賛成。
他人のことを馬鹿にする人は、自分のほうが馬鹿だということに気づいていないことが多いものだ。