2005.07.15
竹中経済財政相、「バブル後と呼ばれた時期を確実に抜け出した」と宣言
asahi.com : 「三つの過剰」解消を宣言 経済財政白書
http://www.asahi.com/business/update/0715/079.html

<竹中経済財政相は、15日の閣議に05年度の経済財政白書を提出した。日本経済が長期間停滞した理由とされる雇用、設備、債務の「三つの過剰」がほぼ解消したと明記し、「バブル後と呼ばれた時期を確実に抜け出した」と宣言した。07年から始まる人口減少と団塊世代の大量退職による労働環境の激変を次の構造問題とみて、社会保障制度改革や熟練技術の継承などを課題に挙げた。
 白書は、「三つの過剰」が雇用創出を先送りさせ、生産性上昇に結びつく設備投資を停滞させたと総括した。解消によって、人件費や減価償却費などの固定費が売上高に占める割合(損益分岐点)は81.5%と、90年代初めの水準まで低下。03年初めのイラク戦争や04年後半のIT(情報技術)関連の在庫調整による踊り場でも「企業収益への影響は限定的にとどまった」と分析した。
 現在の景気回復がバブル崩壊後の過去の2度の回復局面と違う点として、失業率の低下を挙げた。過剰雇用の解消が所得増や雇用のミスマッチの改善につながり、「景気の持続性を下支えしていく」と分析。戦後平均の33カ月を超えて4年目に入った回復局面が長期化する見通しを示した。>

要するに「不況は終わりました」宣言ということだろう。
たしかに、金融機関の格付け復活や株価などを見ても、不況は終わったといっていい感じがする。

「梅雨明け宣言」みたいに、こうして公式に宣言するのはいい。
天気と違って、経済は人心にも左右されるので、こうやって宣言することで景気が実際に動く。

いちど、アーク森ビル1Fのスタバで竹中さんを見かけたことがある。
ニコニコしながら同僚数人と入ってきて、奥のほうの席に座った。

竹中さん、ナイスジョブでした!
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