2005.08.27
欧米買収ファンドの対日投資は新段階へ、MBOに照準
外資系投資銀行勤務日記 : 欧米買収ファンド、日本で攻勢・KKRなどMBOに照準
http://linlin9146.exblog.jp/1642288

<欧米の有力買収ファンドが相次ぎ日本に進出し、大型投資に踏み切る。欧州系金融大手のフォルティスと英系のペルミラがそれぞれ1000億円規模のファンドを準備しているほか、米系大手のコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)やベイン・キャピタルも日本進出を検討している。これまで主流だった破綻企業の再生から、経営陣による企業買収(MBO)などへと狙いは変化しており、ファンド勢の対日投資は新段階に入ってきた。
 欧州で大手銀行・保険グループを展開するフォルティスは日本で初めてファンドをつくり、戦略の失敗などから競争力が発揮できていない上場企業に投資する。半数を超える株式を取得して経営権を握った上で、経営改革により投資先の企業価値を高めて将来の売却益につなげる。ペルミラは今秋にも日本法人を設立、今後3年程度で1000億―1500億円を投資する。日本企業が敵対的買収への備えとしてワールドのように戦略的に株式を非公開にする事例が増えると判断、非公開化に伴う株式買い取りなどを狙う。同社は通信衛星大手の米インテルサットを共同で買収した実績がある>。

なるほど~。外資の買収ファンドは、さすがに機敏に動くのだなあ。<日本企業が敵対的買収への備えとしてワールドのように戦略的に株式を非公開にする事例が増えると判断>は、まったくその通りでしょう。

投資のプロは、天変地異とか、法改正などですばやく動く、といった話を聞いたことがある。世界の動きをいつも「先読み」しているのだろうなあ。

ニュースソースはこれだろうか?

NIKKEI NET : 欧米買収ファンド、日本で攻勢・KKRなどMBOに照準
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20050827AT2D2600U26082005.html

前半はこれだと思うんだけど、後半のソースも知りたい。

ヒルズ投資銀行日記にも関連エントリがあった。

ヒルズ投資銀行日記 : 新聞報道、そして人
http://andyathome.exblog.jp/1642022

新聞は情報が遅い、とある。たしかに、8/12の「ファンド・バブルか?」ですでに、<K社やB社という、欧米でのPEにおけるMajor League Playerが日本に大規模な資本力を持って進出するであろう>と書かれている。