2005.10.16
村上ファンドによる阪神電鉄ファンド、1320億円の半分以上は農林中央金庫が出資 WBSが報道
10/15(土)のテレビ東京「ワールドビジネスサテライト(土曜版)」では、話題の村上ファンドを特集。関係者に取材して、村上ファンドの実体に迫るというもの。

つい一昨日、13(木)に村上世彰氏本人が生出演して、あの(欽ちゃん似の)明るい顔で歯切れのいいコメントをしていたが、その直後に取材モノをぶつけた格好だ。

放送によれば、 村上ファンドによる阪神電鉄ファンドの資金額は1320億円で、その半分以上は農林中央金庫からの資金であるとのこと。

「農林中金タイガースになるんじゃないですか」という事情通からの証言も放送された(あくまでも「冗談」っぽいニュアンスだった気がするが…)。

阪神電鉄ファンドには、農林中金以外にも、旧東京三菱FG系や、都銀・地銀からの資金も入っているらしい。外国からの資金ではなく、大部分が国内の金融機関からの資金だったわけだ。

番組では、村上ファンドに出資している出資者の声も紹介され、村上ファンドの年14%程度という利回りは、私募ファンドとしての成績では「中の下」くらいだとのこと。

なお、木曜に村上氏が生出演した際は、村上ファンドに投資している顧客の投資額は、2ケタの億(10億)以上の規模で、国内と外国の資金が半分ずつくらいだと語っていた。「村上ファンド」といっても、阪神電鉄ファンド以外にもいろいろあるのだろう。