2005.10.27
Google Baseは 「ユニバーサルCMS」 だ
とり憑かれたようにGoogle Baseのことばかり書いているが (笑)
「Google Baseとは何か?」をひとことで表現するフレーズを思いついたので、忘れないうちに書いておく。

Google Baseは、「ユニバーサルCMS」 だ。

(CMSは「コンテンツ管理システム」の意味)

そこには、どんなコンテンツでもアップできる。

そんなことはブログでもできるじゃないか、という人がいるかもしれない。
そうではない。ブログでは、「ブログエントリ」という1種類の型(スキーマ)のコンテンツしか入れられないのだ。

Google Baseは「ユニバーサルCMS」なので、その型自体を好きなように定義できる。
どんなコンテンツでも、それにピッタリの型を作って、Webにのせられるのだ。

ブログの本文に埋め込んでしまうのと、このようにピッタリの型を作って入れるのとでは、ぜんぜん違う。

検索などのサービスにデータがどんどん拾われて、広く出回り、欲しい人のところに情報が届きやすくなる。
情報を探す側からいえば、欲しい情報が「ドンピシャ」で出てくるようになるのだ。


補足 (主にWebエンジニア向け) :
Google Baseは「Webにのったデータベース」のはずだが、
なぜデータベースが、CMSになるのか。

CMSとは、コンテンツを「Webにのせる」仕組みである。
ただCMSでは、そのコンテンツの種類が限られている。
(例えばブログツールは、ブログエントリというコンテンツ型に特化したCMSだと言える)
Google Baseは、コンテンツ型を自由に定義でき(データベース)、かつそれをWebにのせられる(CMS)。
つまり、「Webにのったデータベース」は、「ユニバーサルCMS」に等しいのだ。


関連エントリ :
Googleによるデータベースサービス 「Google Base」 まもなく登場か
http://mojix.org/2005/10/26/113020
Google Baseがもたらす 「Webデータ」 の時代
http://mojix.org/2005/10/26/222916
「Webデータの時代」 がもたらす3つの技術発展
http://mojix.org/2005/10/26/230309