2005.10.29
アップル、グーグルは未来をつくっている テレビ局なんか買っている場合じゃない
aki's STOCKTAKING - iPod制覇に.......
http://landship.sub.jp/stocktaking/archives/000972.html

<ライブドアがフジテレビなら、楽天はTBSと、ヒルズの面々はテレビ局がお好きらしい。
巨費を投じてのテレビ局株式の取得、そのお題目は、決まって「放送と通信の融合」だが、そんな面々に冷水を浴びせるような話しが、ジョブズの " One more thing... " なのだ>。

<電波の独占という既得権益によって守られ、下請制作会社の作り出すコンテンツの上にアグラをかき、その著作権を主張し、テレビコマーシャルという大いなる収入源によって成り立つ放送局も「終わりの始まり」なのだ。一つの映像コンテンツに同時に多数の視聴者がいるという仕掛けは、視聴者毎に無数の映像コンテンツがある、という形に変わっていくのだ>。


My Life Between Silicon Valley and Japan - 激しく動く米ネット世界、でも日本は
http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20051028/p1

<米ネット世界の動きが激しい。特にGoogleの動きは急だ。やっぱりこの会社は恐ろしい。Googleに刺激され、シリコンバレー近隣のネット列強Yahoo, eBayの危機感・緊張感は、否が応でも高まっている。加えてオライリーをはじめとする論客による「Web 2.0」つまりネットの次世代ビジョン仮説に関する理論武装も固まってきたことで、ネット周辺でのベンチャー投資意欲、ベンチャー起業意欲も久しぶりに高まりを見せている。ブログ上での真剣な議論も続き、質の高い内容のエントリーもまた増えてきている>。

<そしてふと日本を眺めれば、かろうじてブログの世界やほんのわずかのギークたちだけは、こうした最先端の動きとシンクロしているが、日本のネット列強たるヤフー・ジャパンや楽天は完全に「Web 1.0」のまま不動で「Web 2.0」方向へと戦略展開していく気配は全くない。まぁ、日本のネット列強は、テクノロジーに興味のないビジネス指向性の強いネット列強だから、それも仕方ないのかもしれない。楽天のTBSへの関心はそのことをよくあらわしている。別に楽天という会社がどういう方向に向かおうが個別企業の戦略であって産業全体では別にどうでもいいのだが、日本のネット列強の中に一社も、ネット進化の新しい方向性を体現する戦略を取ってやろうという会社がいないのが寂しい>。


秋山さんはアップル、梅田さんはグーグルを挙げているが、言っていることはそっくりだ。

アップルやグーグルはいま、まさに未来をつくりだしている。

いっぽう日本では、テレビ局や球団をめぐる陣取り合戦が連日報じられている。