2006.01.24
たけしの 『テレビに出たいやつみんな来い』
最近、自分の生活に「笑い」が欠けている気がする。
もっと笑いを。
誰か、私を死ぬほど笑わしてほしい。

死ぬほど笑わしてくれるものとして、大昔にやっていた、
たけしの『テレビに出たいやつみんな来い』という番組を思い出した。

検索してみたら、なんとウィキペディアに解説ページがあった。
これによると、1982年に放送されていた30分番組で、クレームが多く、10回で打ち切りになったとある。

とにかく「テレビに出たいやつ」が出てきて、珍芸を披露するというだけの番組だった。
この解説ページにある通り、かなりブラックで、メチャクチャな奴が多かった気がする。

いまでも覚えているのは、オカマっぽい人が自作の「水仙」というポエムを読むというやつ。
他の人もみんな、みずから望んで出てくる人ばかりなので、
お笑い芸人の作為的な笑いでは到達できない「ホンモノ」感があった。
当時の私は13歳だったはずだが、24年後のいまも覚えているほど、面白かったのだろう。

あとは親子でコマ回しとか、普通に感心する名人芸みたいなのも混じっていたと思う。
その雑多なバランス感覚も良かった。

当時のたけしは、やる番組やる番組ぜんぶこの調子で、
飛びすぎの内容・低視聴率・クレーム・打ち切り、という感じだったと思う。

たけしはいまや大御所になってしまったので、
そういうムチャな番組はたぶん立場的にもうできないだろうし、
あるいは本人ももう成熟して、「素人をダシに笑いをとる」というスタンスは興味がないような気もする。

あの頃のたけしは、「若気の至り」だったのかもしれない。
しかしだからこそ、リアルで、炸裂するような面白さがあった。
クレームが来ればいいというわけではないが、リアルな表現とはつねにスキャンダラスなものだ。

たけし本人ももしかしたら、若かった自分のメチャクチャさに憧れているかもしれない。
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