2008.03.10
コンテキストグラフィー ContextGraphy
コンテキストグラフィー ContextGraphy
http://www.contextgraphy.com/

以前、セゾングループについて調べていたときに見つけた面白いサイト。
私が見つけたのは、YouTubeに載っているこのムービーだ。


セゾングループの歴史(西武セゾン パルコ 西武百貨店 堤清二物語)

物悲しいフォーク・ロックにのせて、教科書をめくっていくような感じで、セゾングループの歴史が図解されていく。
すごくていねいにできていて、しかもセゾングループの歴史というややマニアックなテーマであるところに、私はグッときた。

これが面白かったので、作者のyangoroさんのページを見ると、「碁盤目都市の系譜」をはじめ、同じような作り方の面白いプレゼン・ムービーがたくさんあるのだった。その内容もさることながら、そこでカバーされているトピックの幅広さに、私はまた驚いた。

この人は何者なんだろう?と思い、この人のサイト「コンテキストグラフィー」を見てみた。YouTubeにあがっているムービーの元になっているコンテンツのほかに、「Sheet」というコーナーがあり、これがまた面白い。


テレビ局主要株主相関図

など、見取図や人脈図みたいなマップがいろいろ載っている。ここでも、「プリンスホテルと設計建築家相関図」、「1980年 コピーライター クライアント 相関図」、「1950年代映画監督ー作曲者相関図」など、扱うトピックが幅広いのが印象的だ。

この人のブログもあり、そのプロフィールには、「コンテキストグラフィー」は<この世の様々な事象をマップかチャートで表すコンテンツサイト>だと書かれている。

西村肇のときなどと同様、私はこういうあまり知られていない才能を見つけたとき、「やった!」という感じがする。
そのうれしさは、古本屋や中古レコード屋の安売りコーナーで、すごく貴重なやつを見つけたときの感じにちょっと近い。
特にこの人の場合、アプローチがややマニアックなうえに、扱うテーマが幅広いので、「異能度」が高い。そこがまた私好みなのだ。