2008.03.31
電卓は大きいほうがいい
何年か前、新宿ヨドバシカメラの店頭で、電卓を買った。
経理の人とか、お店の人が使っているような、大きい電卓だ。

この21世紀に、ヨドバシカメラはなぜ店頭のいい場所に電卓を並べているのか不思議に思いつつ、
まあこういう大きい電卓は使いやすいかもしれないな、と思って買った。

そしたらやはり、これがもう、えらい使いやすかったのだ。

それまではずっと小さな電卓を使ってきて、特に不自由を感じたこともなかった。
しかし大きな電卓を使ってみると、これまでなぜ、あんな小さくて使いにくいボタンを押していたのかと、愕然とした。

大きい電卓は、押していて気持ちがいい。
経理の人とかお店の人が、この大きい電卓を使う理由がわかった。
とにかく使いやすいし、効率がいいのだ。

電卓は、キーボードなどと同じ、入力デバイスだったのだ。
持ち歩く必要がなければ、小さくする理由がない。
入力デバイスは、人間の大きさが変わらない限り、大きさを変える必要がないのだ。

技術がどんなに進化しても、人間にとっての「使いやすさ」は、永遠に不滅だろう。