2008.04.16
ボキャ貧テスト
窪園晴夫『新語はこうして作られる』(岩波書店、2002)という本で、「ボキャ貧テスト」なるものが紹介されている。

1999年にNTTコミュニケーション科学基礎研究所が開発した『日本語の語彙特性』(三省堂、1999)に含まれるもので、単語親密度というものを使い、50個の単語についてその意味を知っているかどうか調べるだけで、その人の語彙力が推定できるという。

調べてみると、NTTコミュニケーション科学基礎研究所のサイトで、「語彙数推定テスト」という名前で公開されていた。

語彙数推定テスト
http://www.kecl.ntt.co.jp/mtg/goitokusei/goi-test.html

「チャンピオン」「祝日」「爆発」といったかんたんな単語から始まって、だんだんむずかしくなっていき、最後は「泥濘」「パララックス」「頑冥不霊」といったむずかしいもので終わる。

さっそくこのテストをやってみると、私の結果は

「あなたの語彙数は39100語です」

だった。この結果は、

小学生レベル: 5千~2万語
中学生レベル: 2万~4万語
高校生レベル: 4万~4万5千語
大学生レベル: 4万5千~5万語

という基準によると、中学生レベルらしい(!)。ガーン。
私の「ボキャ貧」、重症だ‥。

なお、「ボキャ貧」というのは小渕元首相が自称して広まったらしい。
「ボキャ貧テスト」もおそらく、当時「ボキャ貧」が流行っていたことからのネーミングだろう。
いまは「語彙数推定テスト」になってしまったようだが、私は「ボキャ貧テスト」のほうが好きだなあ。
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