2008.06.15
ジュール・ヴェルヌ 『八十日間世界一周』
先日知った「LibriVoxプロジェクト」がきっかけで、ジュール・ヴェルヌ八十日間世界一周』を読んでみようと思い、角川文庫に入っているもの(訳・江口清)を買い、読みはじめた。

これがじつに私好みの、「まじめなユーモア感覚」とでも言うべきテイストを持った小説で、夢中で読んでいる。

ウィキペディア - 八十日間世界一周
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB...

<『八十日間世界一周』(はちじゅうにちかんせかいいっしゅう、原題 Le tour du monde en quatre-vingt jours)はジュール・ヴェルヌによる1872年に発表されたフランスの小説。
イギリス人冒険家フィリアス・フォッグ氏が執事のパスパルトゥーを従え、後期ビクトリア朝時代の世界を80日で一周しようと試みる、波瀾万丈の冒険物語である。古典的冒険小説。
刊行当時、既にトーマス・クック社主催による世界一周ツアーが行われるようになっており、ヴェルヌはこれに刺激されて本作を書いたと言われている>。

このウィキペディアのページには「あらすじ」も載っている。冒頭部分だけ紹介。

<物語は1872年10月2日のロンドンに始まる。主人公フィリアス・フォッグ氏は裕福で独身貴族的な人生を謳歌していた。彼には、物事を尋常ではない正確さで行う習慣とトランプゲームに傾注する癖があった(それ以外の私生活は全く謎で、何故大金を持っているかも詳らかでない。が、ロンドンの紳士クラブ「リフォームクラブ」(The Reform Club)のメンバーは一部を除き気にしていないようだ)。そのせいで彼の元執事はフォッグ氏のひげそりに使うお湯の温度を2゚F間違えたために解雇されてしまい、新たにこれまた規則正しい生活を望んでいるフランス人のパスパルトゥー氏が雇われた。パスパルトゥー氏が雇われた日の遅く、「リフォーム・クラブ」でフォッグ氏は他の紳士らとデイリー・テレグラフ紙のある記事について議論をした。同紙に載っていたインドに新たに鉄道が設けられたという記事について、フォッグ氏は「これで世界を八十日で一周することが可能になった」、と主張したのだ>。

このページにはこれ以降の「あらすじ」も載っているが、これから読もうという人は見ないほうがいい。

わざわざ本を買うほどではないが、ちょっと読んでみようかという人には、以下の翻訳や原文をどうぞ。
英語・フランス語で朗読した、LibriVoxプロジェクトによる音声ファイルもある。

日本語:
八十日間世界一周(普及版)
http://www.e-freetext.net/80day_j01.html
英語:
Around the World in 80 Days by Jules Verne
http://www.gutenberg.org/files/103/103-h/103-h.htm
フランス語:
Le tour du monde en quatre-vingts jours de Jules Verne(PDF:大きいので注意)
http://www.ebooksgratuits.com/pdf/verne_tour_du_monde_80_jours_illustre.pdf
音声ファイル(英語):
http://librivox.org/around-the-world-in-80-days-by-jules-verne-2/
音声ファイル(フランス語):
http://librivox.org/le-tour-du-monde-en-quatre-vingts-jours-by-jules-verne/
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