2008.06.26
吉田照美のてるてるワイド
ウィキペディア - 吉田照美のてるてるワイド
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89...

<吉田照美のてるてるワイド(よしだてるみ-)は、東京のラジオ局・文化放送で、1980年10月6日から1987年4月3日まで放送された、夜の若者向けワイド番組。当初のタイトルは「吉田照美の夜はこれから てるてるワイド」。1985年4月からは、番組のタイトルが「新てるてるワイド 吉田照美のふッかいあな」に変わった>。

中学生の頃、毎日のように聴いていたラジオ番組「てるてるワイド」。私が聴いていたのは1982~1983年頃だと思う。

その「てるてるワイド」の音源がYouTubeにあって、感激してしまった。

てるてるワイド(ダイジェスト)21:00台
http://jp.youtube.com/watch?v=7x1DPVbdU0k
てるてるワイド(ダイジェスト)22:00台 1
http://jp.youtube.com/watch?v=1VEC6zd2w9E
てるてるワイド(ダイジェスト)22:00台 2
http://jp.youtube.com/watch?v=Byk-09wzW6Q
てるてるワイド(ダイジェスト)23:00台 1
http://jp.youtube.com/watch?v=jCnjuTlTqxY
てるてるワイド(ダイジェスト)23:00台 2
http://jp.youtube.com/watch?v=gEC7Xf__vvg

吉田照美のしゃべり、番組のジングル、各番組のオープニング曲など、すべてが懐かしい。赤いAMラジオで文化放送の1134kHzにチューニングをあわせ、毎日夢中で聴いていた。

当時は「オールナイトニッポン」をはじめ、ラジオの深夜放送カルチャーが時代の花形だった。この「てるてるワイド」は、文化放送で平日夜の21~24時まで放送されていた3時間の番組で、当時人気の芸能人などによる5分くらいの細かい番組や、吉田照美司会のちょっとしたコーナーなどをたくさんつないだ構成だった。

上のウィキペディアのページには、番組のタイムテーブル(1982年10月)も載っている。

21:00  オープニング
21:03  ルミちゃんのノッケからマルモウケ(シャープ)
21:13  マッチとデート(日産自動車)
21:25  シュガーのバイキン少女とSISTER BOY(KKベストセラーズ)
21:35  てるてる情報局 チャレンジ探偵団(富士フイルム)
21:48  スポーツニュース(日刊スポーツ)
21:50  ユーミンランド(PT)
22:00  松本伊代のチャレンジ名作ライブラリー(福武書店(当時) 現・ベネッセコーポレーション)
22:10  ヨッちゃんの青春ド真ん中(森永製菓 東京ニューモード)
22:20  アイ・ラブ・シティ(小学館)
22:30  今晩は! 神津カンナです(神田外語学院)
22:45  めざせ! アメリカンヒーロー(東京商科学院)
23:00  青春キャンパス(花王)
23:30  松田聖子のピンクのスニーカー(学研 月星化成(当時) 現・株式会社ムーンスター)
23:40  バナナくらぶとアップルちゃん(角川書店)
23:50  吉田照美のなにげない感動(読売広告社 東京ソワール)

(カッコ内はスポンサー)

これを見ながら上のYouTubeの音源を聴くと、もう25年くらい前だというのに、ほとんどすべて覚えていた。子供の頃に「通いなれた道」をまた訪れたような感覚だ。

こうしてあらためて聴くと、コンテンツとしての完成度が高いことに感心してしまう。しゃべりにも勢いがあり、番組のジングルや各番組のオープニング曲などの「音楽」もよく、3時間ずっと聴かせてしまう力がある。当時のCMも、時代が刻印されていて面白い。

アメリカ横断ウルトラクイズ」と同様、こうして昔のものにあらためて接すると、私が子供の頃に夢中になっていたものがいかに完成度が高かったかに気づかされる。当時の才能ある大人たちが、子供・若者のために「文化」を作り、発信していたのだ。