はてなブックマークの新機能「関連エントリー」、これはハマる!
はてなブックマークに「関連エントリー」という新機能がついた。
はてなとプリファードインフラストラクチャー、戦略的提携に合意。第一弾としてはてなブックマークの新機能を共同開発し、本日リリース
http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatenapress/20080715/1216083602
<新機能の大きな特徴として、はてなブックマークのある記事におけるエントリーページを閲覧すると、「そのエントリーに関連する他のエントリー」が表示され、ブックマークされた該当記事 (エントリー) に関連する他のエントリーを、高い精度をもって発見することが可能となります>。
すでにこの機能が搭載されていて、はてなブックマークのエントリページが変わっている。
例えば昨日のエントリ「公立図書館から「無料貸本屋」「無料自習室」の機能を分離すべきだ」がブックマークされたページは、こうなっている。
はてなブックマーク - 公立図書館から「無料貸本屋」「無料自習室」の機能を分離すべきだ - Zopeジャンキー日記
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://mojix.org/2008/07/14/role_of_public_library
このページの黄色っぽい部分にある「このエントリーの関連エントリー」というのがそれだ。
現時点では、以下のようなものが出てきている。
2007年10月30日 図書館が購入すべき本は何か - Copy & Copyright Diary d:id:copyright - 37 users
2007年01月15日 なつみかん@はてな - 書店、図書館、古本屋。 d:id:acqua_alta - 5 users
2007年01月26日 書評サイト Loud Minority: その道には書店員の屍が loud-minority.cocolog-nifty.com - 8 users
2008年01月28日 図書館、書店の共存(出版不況の原因について)|黒澤公人のドキ... ameblo.jp:kimito001 - 26 users
2007年12月12日 12月12日(水) 「本屋さんの役割」-コラム・社説 - AGARA紀伊民報 www.agara.co.jp - 10 users
ブログ自体ははてなに限らず、ネット上のブログから広く集めているようだが、はてなブックマークに登録されているものだけが対象のようだ。並び順は日時ではないので、関連が強い順番だろうか。
この新機能は、はてなとプリファードインフラストラクチャーという会社の共同開発によるものだそうだが、これは実にうまい組み合わせだと思う。「関連」の技術だけであれば、けっこう持っているところはありそうだし、ネット上のブログをひろってきたり、フィードをひろってくるのも、技術的にはそんなに難しくない。この種の技術・サービスでもっともむずかしいのは、「何をひろうのか」「何を見せるのか」というフィルタリングの基準だろう。
Googleが大成功したのは、Webページのリンク関係から「PageRank」という点数を計算して、それをフィルタリングの基準に使ったからだ。ただネット上のリソースを検索するだけならそれほどむずかしくないが、「何をひろうのか」「何を見せるのか(何を上位にもってくるか)」がむずかしいのだ。
そこを、このはてなブックマークの新機能では、「はてなブックマークに登録されている」という基準でフィルタしているわけだ。これによって、ある程度は質の高いものだけが出てくることになる。はてなブックマークがすでにもっている「資産」を活用したフィルタリングになっているわけだ。
実際、上記の5つのページを見てみたが、かなり内容の関連度が高いものばかりで、驚いてしまった。プリファードインフラストラクチャーの「関連」技術も、相当なものにちがいない。
いまや、はてなブックマークのすべてのブックマークページに、この「関連エントリー」が出ているわけで、どんどんクリックしていけば、興味のある話題をいもづる式に追っていける。これはハマる。
例えば上の「公立図書館から~」の関連エントリでは、公共図書館の存在意義・役割についての議論が以前にあったことがわかり、そこから関連ページにたくさんリンクがあった。私はこれらのサイトの一部は知っていたが、この議論があったことは知らなかった。「関連エントリー」機能を使えば、こういう発見が山ほど出てくるだろう。
このようにして、はてなブックマークの「関連エントリー」機能によって、ネット上のエントリどうしが話題でむすびついていくわけだ。これはものすごい「ネットワーキング」であり、「価値の創造」になっていると思う。
はてなとプリファードインフラストラクチャー、戦略的提携に合意。第一弾としてはてなブックマークの新機能を共同開発し、本日リリース
http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatenapress/20080715/1216083602
<新機能の大きな特徴として、はてなブックマークのある記事におけるエントリーページを閲覧すると、「そのエントリーに関連する他のエントリー」が表示され、ブックマークされた該当記事 (エントリー) に関連する他のエントリーを、高い精度をもって発見することが可能となります>。
すでにこの機能が搭載されていて、はてなブックマークのエントリページが変わっている。
例えば昨日のエントリ「公立図書館から「無料貸本屋」「無料自習室」の機能を分離すべきだ」がブックマークされたページは、こうなっている。
はてなブックマーク - 公立図書館から「無料貸本屋」「無料自習室」の機能を分離すべきだ - Zopeジャンキー日記
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://mojix.org/2008/07/14/role_of_public_library
このページの黄色っぽい部分にある「このエントリーの関連エントリー」というのがそれだ。
現時点では、以下のようなものが出てきている。
2007年10月30日 図書館が購入すべき本は何か - Copy & Copyright Diary d:id:copyright - 37 users
2007年01月15日 なつみかん@はてな - 書店、図書館、古本屋。 d:id:acqua_alta - 5 users
2007年01月26日 書評サイト Loud Minority: その道には書店員の屍が loud-minority.cocolog-nifty.com - 8 users
2008年01月28日 図書館、書店の共存(出版不況の原因について)|黒澤公人のドキ... ameblo.jp:kimito001 - 26 users
2007年12月12日 12月12日(水) 「本屋さんの役割」-コラム・社説 - AGARA紀伊民報 www.agara.co.jp - 10 users
ブログ自体ははてなに限らず、ネット上のブログから広く集めているようだが、はてなブックマークに登録されているものだけが対象のようだ。並び順は日時ではないので、関連が強い順番だろうか。
この新機能は、はてなとプリファードインフラストラクチャーという会社の共同開発によるものだそうだが、これは実にうまい組み合わせだと思う。「関連」の技術だけであれば、けっこう持っているところはありそうだし、ネット上のブログをひろってきたり、フィードをひろってくるのも、技術的にはそんなに難しくない。この種の技術・サービスでもっともむずかしいのは、「何をひろうのか」「何を見せるのか」というフィルタリングの基準だろう。
Googleが大成功したのは、Webページのリンク関係から「PageRank」という点数を計算して、それをフィルタリングの基準に使ったからだ。ただネット上のリソースを検索するだけならそれほどむずかしくないが、「何をひろうのか」「何を見せるのか(何を上位にもってくるか)」がむずかしいのだ。
そこを、このはてなブックマークの新機能では、「はてなブックマークに登録されている」という基準でフィルタしているわけだ。これによって、ある程度は質の高いものだけが出てくることになる。はてなブックマークがすでにもっている「資産」を活用したフィルタリングになっているわけだ。
実際、上記の5つのページを見てみたが、かなり内容の関連度が高いものばかりで、驚いてしまった。プリファードインフラストラクチャーの「関連」技術も、相当なものにちがいない。
いまや、はてなブックマークのすべてのブックマークページに、この「関連エントリー」が出ているわけで、どんどんクリックしていけば、興味のある話題をいもづる式に追っていける。これはハマる。
例えば上の「公立図書館から~」の関連エントリでは、公共図書館の存在意義・役割についての議論が以前にあったことがわかり、そこから関連ページにたくさんリンクがあった。私はこれらのサイトの一部は知っていたが、この議論があったことは知らなかった。「関連エントリー」機能を使えば、こういう発見が山ほど出てくるだろう。
このようにして、はてなブックマークの「関連エントリー」機能によって、ネット上のエントリどうしが話題でむすびついていくわけだ。これはものすごい「ネットワーキング」であり、「価値の創造」になっていると思う。