TechCrunch - BrightcoveのCEO、オンラインビデオの成功と失敗を語る
http://jp.techcrunch.com/archives/20080823brightcove..

Brightcoveは、元マクロメディアCTOとして知られるJeremy Allaireの会社だ。

Jeremy AllaireのネットTV会社 「Brightcove」
http://mojix.org/2005/11/24/081054

＜Brightcoveのビジネスモデルは、プログラマに対してWebツールを提供し、Web上に散らばる動画を集約できるようにして、そこから収益を上げるのをサポートするという、というものらしい＞。

2005年にここで紹介した時点では、YouTubeのようなB2C路線だったようだ。ユーザに自分で動画コンテンツを作成させ、その広告収入の一部を取るというビジネスモデルだ。

上記のTechCrunchの記事によると、このB2C路線はうまくいかず（「Brightcove.TVが打ち切り（みたいな）」にも説明がある）、しかし企業向けにサービスを提供するB2B路線で成功しているらしい。

「B2CよりもB2Bで成功」というのは、動画配信ビジネスに限らず、ネット関連のビジネスモデル一般について示唆を与えている気がする。

例えばブログサービス、Ｑ＆Ａサービスなどを考えてみても、一般ユーザに対して課金したり、広告を出すという方向ではなく、企業ユーザを顧客にするという方向だ。SAPやSalesforce、ある意味ではマイクロソフトなども、この方向に入るだろう。

ネットビジネスというとまずB2Cが浮かびやすいが、企業相手のB2Bのほうが、ちゃんと売上の立つビジネスは成功しやすいかもしれない。

「Brightcove日本進出、現地子会社に$5M調達完了」によると、今年の５月にBrightcoveの日本法人も立ち上がっていたようだ。

ブライトコーブ
http://www.brightcove.co.jp/

電通、Jストリーム、サイバー・コミュニケーションズ、トランスコスモスなどが出資しているらしい。
今後の動向に注目したい。