2008.09.11
ウィキペディアとYouTubeで時を忘れる
何か興味のあるトピックがあるとき、私はたいてい、Googleで検索するよりも、まずウィキペディアで検索する。

例えば社会学者のニクラス・ルーマンについて調べたいとする。ウィキペディアに行って、右上か左の検索ボックスに「ルーマン」と入れてリターンを押すと、ちゃんと「ニクラス・ルーマン」のページが出てくる。

ウィキペディア - ニクラス・ルーマン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B...

<ニクラス・ルーマン (Niklas Luhmann, 1927年12月8日 - 1998年11月6日)はドイツの社会学者。ドイツのリューネブルクで生まれ、フライブルク大学で法学を学んだ後、ハーバード大学に留学してタルコット・パーソンズのもとで社会システム理論を学び発展させる>。

左のメニューから、英語をはじめとする各言語で書かれたルーマンのページに飛べる。

Niklas Luhmann
http://en.wikipedia.org/wiki/Niklas_Luhmann

<Niklas Luhmann (December 8, 1927 - November 6, 1998) was a German sociologist, administration expert, and a prominent thinker in sociological systems theory>.

Niklas Luhmann
http://de.wikipedia.org/wiki/Niklas_Luhmann

<Niklas Luhmann (* 8. Dezember 1927 in Lüneburg; † 6. November 1998 in Oerlinghausen bei Bielefeld) war ein deutscher Soziologe und Gesellschaftstheoretiker>.

ウィキペディアはたいてい、英語のページがいちばん詳しいが、その人物やトピックが特定の国に関係している場合、その国の言語のページのほうが詳しい場合がある。私は日本語と英語以外はほとんど読めないが、一応眺めたりする。

上記のページ内から、ルーマンに関係するさまざまな人物・トピックへのリンクがあるので、それらをいろいろ読む。こうやって関連トピックに飛びながらウィキペディアを読むのは、私にとってほとんど至福の時間だ。ほんとうにキリがない。

こんどは、YouTubeのほうでルーマンを調べてみる。YouTubeでは、日本だけの国内ネタでない限りは、たいてい英語で検索したほうがいい結果が返ってくる。だから「ルーマン」でなく、「Niklas Luhmann」で検索する。

“Niklas Luhmann” 動画の結果 1 - 20 / 24
http://jp.youtube.com/results?search_query=Niklas+Luhmann

この結果から、以下のような動画にたどり着ける。

Niklas Luhmann über Systemtheorie (Teil 1/2)
http://jp.youtube.com/watch?v=QZ0Za33tBYc
Niklas Luhmann über soziale Systeme
http://jp.youtube.com/watch?v=jEkignnidnU



いまはこうして、ルーマンに興味を持ったら、ルーマン本人がしゃべっている動画がすぐに見れるわけだ。こんなことは、ネット以前はもちろん不可能だったし、5年前だってありえなかった。ほんとうにいい時代になった。

私はいつもこういう調子で、ウィキペディアとYouTubeを使って、自分の興味あるトピックや人物を追いかけている。これは私にとって、「ネットの立ち読み」みたいなものだ。これをやっていると、ほんとうに時を忘れる。