2008.10.13
本が数分でできる「本のためのATM」、Espresso Book Machine
メディアサボール - オンデマンド自動製本機「エスプレッソ・ブック・マシン」が豪大手書店チェーンにお目見え
http://mediasabor.jp/2008/10/post_500.html

<今日、アンガス&ロバートソン社(Angus & Robertson)は、数分でペーパーバックの印刷、裁断、製本を完了できるオンデマンドの「エスプレッソ・ブック・マシン」を設置したオーストラリア初の書店チェーンとなった。
 タイム誌は、この自動製本機を「本のためのATM」と呼び、2007年の最も優れた発明(The Best Invention of the Year 2007)の一つに選出している>。

<注文に応じて、その都度本を作るオンデマンド印刷は、これまでにもあったけれど、このエスプレッソ・ブック・マシン(EBM)が大きく違うのは、ほぼ完全自動化を実現していること。電子化されたリストからタイトルを選んでクリックすれば、数分後には、できたてほやほやのほんのり温かい本が出てくるのだ>。

本が目の前で、数分でできるという「本のためのATM」。これは面白そうだ。

動作しているところをYouTubeで見られる。

The Espresso Book Machine
http://jp.youtube.com/watch?v=Q946sfGLxm4



<EBMは米国のオンデマンド・ブック社(On-Demand Books)が開発し、2006年4月に世界銀行のインフォショップにベータ版が設置された。正式版(バージョン1.5)の一般公開は昨年7月で、90日間に渡ってニューヨーク図書館でデモンストレーションが行われ話題を呼んだ>。

<現在はサンフランシスコのOCA(Open Content Alliance)やミシガン大学図書館、ニューオリンズ公共図書館などのほか、米国外ではカナダのアルバータ大学キャンパス内の書店、エジプトのアレキサンドリア図書館といった公共性の高い場所を中心に、両手で足りるくらいのEBMが稼働している段階で、今回のような一般書店での導入は珍しい>。

これは実物を見てみたいので、日本にも来てほしいなあ。

まだかなり大きい機械のようなので、ここはぜひ日本の技術を生かして、もっと小型化したものを日本で開発してほしい気がする。


関連:
開発元 オンデマンド・ブック社(On-Demand Books)
http://www.ondemandbooks.com/