2009.03.13
カーソルキーでインクリメンタルなコマンド履歴サーチを可能にする設定
最近知ったLinuxのワザ。ホームディレクトリの「~/.inputrc」に以下のように書いておく。

"\e[A": history-search-backward
"\e[B": history-search-forward

こうすると、上下のカーソルキーだけで、インクリメンタルなコマンド履歴サーチが可能になる。

例えば、「/sbin/service」まで入力して上下のカーソルキーを押せば、コマンド履歴のうち「/sbin/service」で始まるものだけが出てくるのだ。

さらに、これはbashでなくreadlineに対する設定なので、bashに限らず、readlineを使っているすべての対話型プログラムでこの動作が有効になる。mysqlのプロンプトや、Pythonの対話モードなどでも同じ動作になるのだ。

私はこれを

The most important command-line tip - incremental history searching with .inputrc
http://codeinthehole.com/archives/17-The-most-important-..

で知ったのだが、たしかに「最重要のコマンドラインTip」と言ってもおかしくないくらい、強烈に便利な設定だ。

私の場合、いままでこれを知らずに生きてきたことを後悔したくなるくらい(?)、作業効率が上がった。


関連:
futuremix - bash の履歴入力で前方一致検索を有効にする
http://futuremix.org/2008/08/bash-history-search
この設定を日本語で解説した記事。
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