2009.05.24
「現実は光でできている」 グローバル・イルミネーションの威力
「MiniLight」というグローバル・イルミネーション・レンダラについて先日書いたが、その後「グローバル・イルミネーション」関連のものを少し調べて、以下のページを見つけた。

Radium Software - Structure Synth 日記
http://d.hatena.ne.jp/KZR/20090217/p1

Structure Synth」という3D作成ソフトで3Dデータを作成し、そこから「Sunflow」というレンダラで画像を生成しているようだ。

こんなカッコいいやつができるなら、私もマネしてやってみようと思い、「Structure Synth」と「Sunflow」を入れて、やってみたのが以下。


Structure Synthで作った3Dモデル

まず、「Structure Synth」で3Dモデルを作る。かんたんなプログラムみたいなものを書いて、こういう連続的な立体を作るもののようだ。これ自体もすごく面白いので、いずれもう少し理解してから、あらためて書いてみたい。

Structure Synthで作ったこの3Dモデルを、Sunflowのフォーマットで生成して、Sunflowでレンダリングしたものが以下。


それをSunflowでレンダリングしたもの

光の当て方などをいろいろ変えられるようだが、私は3Dのことをまったく知らないため、説明などを読んでもほとんどわからない。適当にいじっているうちにできた感じ。

あまりカッコよくないが、それでもグローバル・イルミネーション(GI)によるレンダリングの威力はわかる。「MiniLight」のときも思ったのだが、現実感を生み出すのはこの「光」なのだ。

いわば、「現実は光でできている」。グローバル・イルミネーション(GI)によって、このことにあらためて気づかされた思いだ。プログラムで生成した、どこにも存在しない空間。しかし、何か「現実感」がある。それを生み出しているのは「光」なのだ。

最初の3Dモデルに色を加え、向きなどを変えたものをレンダリングしたものがこれ。



これも適当にいじっているうちにできたのだが、これはなかなかカッコいい感じで、自分で衝撃を受けた(笑)

私はこれまでずっと、3DやCGとはほぼ無縁だったのだが、これはめちゃめちゃ奥深い、面白い世界だと思う。少しずつでも学んでいって、もっと深く理解したい。


関連:
Structure Synth
http://structuresynth.sourceforge.net/
Sunflow
http://sunflow.sourceforge.net/
Radium Software - Structure Synth 日記
http://d.hatena.ne.jp/KZR/20090216/p1
http://d.hatena.ne.jp/KZR/20090217/p1
http://d.hatena.ne.jp/KZR/20090222/p1

関連エントリ:
各言語の実装があるシンプルなグローバル・イルミネーション・レンダラ「MiniLight」
http://mojix.org/2009/04/20/minilight
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