「ひこにゃんファンクラブ」で彦根市のふるさと納税倍増
asahi.com - ひこにゃんクラブ入りたくて? 彦根のふるさと納税倍増(2010年11月6日19時31分)
http://www.asahi.com/national/update/1106/OSK201011060024.html
<ひこにゃん効果が、滋賀県彦根市のふるさと納税にも表れた。5千円以上を寄付すれば会員になれる「ひこにゃんファンクラブ」が10月にスタートし、寄付者が急増。市によると、4~10月の寄付は498件、318万円で、件数では昨年度同期の3.5倍、金額だと2.5倍だ>。
ひこにゃんファンクラブ会員証(見本)=彦根市役所提供
<彦根市のふるさと納税は、「ふるさと彦根への思いやり福祉事業」「ふるさと彦根まちづくり事業」など6事業から、自分が応援したい事業を選んで寄付する。納税者には彦根城などの年間無料パスが渡されるなどの特典がある。
その事業の一つに、「みんなのひこにゃん応援事業」がある。寄付金は、ひこにゃんがファンに会うために全国を飛び回る遠征費や、いつも真っ白でいるためのお手入れ費用などに使われている。
同市は9月、この事業に5千円以上寄付した人をファンクラブ会員とし、会員証や限定グッズを贈る計画を発表した。すると、毎月10~20件台だったふるさと納税件数が、9月は90件、10月には316件に跳ね上がった。東京、大阪など大都市からの寄付が目立つという。
同市の担当者は「ひこにゃん応援事業の1件当たりの寄付額は少ないが、ふるさと納税全体の7割近い。ありがたいことです」と、ひこにゃんの威力に感謝していた>。
「ひこにゃん効果」恐るべし。
「ふるさと納税」というより、どう見ても会員証や限定グッズ欲しさに寄付しているようだが、なんにせよ滋賀県彦根市の財政や知名度向上に寄与しているのだから、いい話だと思う。
ウィキペディア - ひこにゃん
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2..
<ひこにゃんは、平成時代の日本のマスコットキャラクターの一つ。「彦根の、にゃんこ」を略した愛称的名称である。
江戸時代に同地にあった彦根藩の2代目藩主・井伊直孝に縁(ゆかり)ある1匹の白猫をモデルとしている。造形的には戦国武士の兜をかぶり、おおよそ3等身で直立二足歩行をする、猫をデフォルメしたキャラクターである。なお、兜は井伊の赤備えとして有名な井伊家の伝来品をモデルとしている。
2007年(平成19年)に築城400年を迎えた彦根城の記念イベント「国宝・彦根城築城400年祭」のイメージキャラクターとして登場し、全国規模で人気を博した。彦根城のマスコットとしての存続を願う多くの声を受け、イベント終了後も引き続き役割を担うこととなった>。
ゆるキャラやB級グルメなど、最近は日本の「地方」がおもしろくなってきた。
この「ひこにゃん」のような大ヒットが出れば、その地方は大きく活性化する。キャラを通じて知名度向上・イメージアップが生じて、観光客増加による経済効果もかなりのものだろう。
キャラにしてもB級グルメにしても、地方の独自性・ユニークさを生み出す方向だ。これは「東京のマネ」とは反対の方向で、可能性がある。最近は政治でも、地方にいい動きが目立つ。地方のほうが追い込まれ、苦境に立たされているがゆえに、ほんとうの「日本再生」が地方からはじまりつつあるのかもしれない。
http://www.asahi.com/national/update/1106/OSK201011060024.html
<ひこにゃん効果が、滋賀県彦根市のふるさと納税にも表れた。5千円以上を寄付すれば会員になれる「ひこにゃんファンクラブ」が10月にスタートし、寄付者が急増。市によると、4~10月の寄付は498件、318万円で、件数では昨年度同期の3.5倍、金額だと2.5倍だ>。
ひこにゃんファンクラブ会員証(見本)=彦根市役所提供
<彦根市のふるさと納税は、「ふるさと彦根への思いやり福祉事業」「ふるさと彦根まちづくり事業」など6事業から、自分が応援したい事業を選んで寄付する。納税者には彦根城などの年間無料パスが渡されるなどの特典がある。
その事業の一つに、「みんなのひこにゃん応援事業」がある。寄付金は、ひこにゃんがファンに会うために全国を飛び回る遠征費や、いつも真っ白でいるためのお手入れ費用などに使われている。
同市は9月、この事業に5千円以上寄付した人をファンクラブ会員とし、会員証や限定グッズを贈る計画を発表した。すると、毎月10~20件台だったふるさと納税件数が、9月は90件、10月には316件に跳ね上がった。東京、大阪など大都市からの寄付が目立つという。
同市の担当者は「ひこにゃん応援事業の1件当たりの寄付額は少ないが、ふるさと納税全体の7割近い。ありがたいことです」と、ひこにゃんの威力に感謝していた>。
「ひこにゃん効果」恐るべし。
「ふるさと納税」というより、どう見ても会員証や限定グッズ欲しさに寄付しているようだが、なんにせよ滋賀県彦根市の財政や知名度向上に寄与しているのだから、いい話だと思う。
ウィキペディア - ひこにゃん
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2..
<ひこにゃんは、平成時代の日本のマスコットキャラクターの一つ。「彦根の、にゃんこ」を略した愛称的名称である。
江戸時代に同地にあった彦根藩の2代目藩主・井伊直孝に縁(ゆかり)ある1匹の白猫をモデルとしている。造形的には戦国武士の兜をかぶり、おおよそ3等身で直立二足歩行をする、猫をデフォルメしたキャラクターである。なお、兜は井伊の赤備えとして有名な井伊家の伝来品をモデルとしている。
2007年(平成19年)に築城400年を迎えた彦根城の記念イベント「国宝・彦根城築城400年祭」のイメージキャラクターとして登場し、全国規模で人気を博した。彦根城のマスコットとしての存続を願う多くの声を受け、イベント終了後も引き続き役割を担うこととなった>。
ゆるキャラやB級グルメなど、最近は日本の「地方」がおもしろくなってきた。
この「ひこにゃん」のような大ヒットが出れば、その地方は大きく活性化する。キャラを通じて知名度向上・イメージアップが生じて、観光客増加による経済効果もかなりのものだろう。
キャラにしてもB級グルメにしても、地方の独自性・ユニークさを生み出す方向だ。これは「東京のマネ」とは反対の方向で、可能性がある。最近は政治でも、地方にいい動きが目立つ。地方のほうが追い込まれ、苦境に立たされているがゆえに、ほんとうの「日本再生」が地方からはじまりつつあるのかもしれない。