2011.01.02
「ゆく年くる年」 日本茶のように渋い番組
今年も例年通り、「ゆく年くる年」を見ながら新年を迎えた。

ウィキペディア - ゆく年くる年
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%86..

<ゆく年くる年(ゆくとしくるとし)は、年末年始(12月31日深夜 - 翌年1月1日未明)に放送される日本のテレビ番組、ラジオ番組である>。

<NHKでは、除夜の鐘が鳴り響く各地の寺院の境内や本堂の様子、参拝客達が深夜の初詣に訪れ、新年の祈願をする模様などがリレー中継される>。

<日付が変わって年越しを迎えた瞬間においても、画面左上に「0:00」と時刻表示され(同時放送を行う海外向けNHKワールドは時刻表示なし)、アナウンサーが「新年、明けましておめでとうございます」と淡々とナレーションするという極めてシンプルなものであり、様々な形式(大勢が賑やかに迎えることが通例)で新年のカウントダウンが行われる民放テレビ各局の年越し番組とは確実な差異がある(かつては時報も加わっていた)>。

そう、この地味さがいいのだ。日本茶のように渋い番組である。

このウィキペディアの解説ページには、これまでのリレー中継場所もすべて載っていて、今年の分も早速加えられている。

今年の中継場所は、亀戸天神社・知恩院・東京スカイツリー・羽田空港・中山寺・白兎神社といった顔ぶれ。スカイツリーや羽田の国際化、干支のウサギなど、時事ネタが反映されていた。今年は東京以外の各地で雪がふったので、これも印象的だった。

ここには書かれていないようだが、今年は「水中で年越しをするダイバー」というのも出てきた。ダイバーが数人で水中にもぐり、「除夜の鐘」などの小道具を持ち込んで、水中で鐘を「カン!」と鳴らしたりしていた。「ゆく年くる年」にしてはシャレっ気のある内容で、なかなか良かった。

この解説ページにもある通り、いつもは23:45-0:15の30分番組なのだが、今年は0:30までの45分間だった。この渋い番組のファンとしては、来年以降もぜひこの拡大版で続けてほしい。
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