昨年末に出た、リアーナ（Rihanna）の６作目『Talk That Talk』が実に良くて、何度も聴いている。

Wikipedia - Talk That Talk
http://en.wikipedia.org/wiki/Talk_That_Talk



私が初めてリアーナを聴いたのは、ようやく昨年になってからだった。前作『Loud』からのシングル「What's My Name?」がレコード屋でかかっているのを聴いて、衝撃を受けた。レゲエとＲ＆Ｂが合体したような不思議な曲で、すごくイマっぽいのだが、誰でも聴ける見事なポップチューンでもあり、その平和な感じはまるで盆踊りみたいですらあるのだ。

Rihanna - What's My Name? ft. Drake
http://www.youtube.com/watch?v=U0CGsw6h60k



その「What's My Name?」が入っている『Loud』を聴いてみたら、これ以外にもいい曲が目白押しだった（個人的には、「Cheers (Drink to That)」「Man Down」「Raining Men」あたりが特に好き）。発売元Def Jamの副社長は、この作品をマイケル・ジャクソンの『スリラー』と比較したそうだが、それも大げさとは思えないくらいのスーパー・アルバムである。

Rihanna - Cheers (Drink To That)
http://www.youtube.com/watch?v=ZR0v0i63PQ4



そして、その『Loud』すら超えたと思える最新作が、『Talk That Talk』である。「You da One」「We Found Love」「Talk That Talk」「Cockiness (Love It)」「Birthday Cake」「Watch n' Learn」など、有能なプロデューサー、ビートメーカーたちが腕をふるった秀曲がズラリと並んでいて、その完成度の高さにはアゼンとする。

Rihanna - We Found Love ft. Calvin Harris
http://www.youtube.com/watch?v=tg00YEETFzg



Rihanna - Talk That Talk (Audio) ft. Jay-Z
http://www.youtube.com/watch?v=Z8FarCnm1mE

Rihanna - Cockiness (Love It) (Audio)
http://www.youtube.com/watch?v=mbJRVufEX00

Rihanna - Birthday Cake (Audio)
http://www.youtube.com/watch?v=leK4eoqwmfU

最先端のＲ＆Ｂで、歌詞もキワドイこんな作品が、国民的なスーパーヒットになるのだから、アメリカはやはりすごい国だと思う。

リアーナは、「いまのアメリカ」を代表する音のひとつだろう。動画を見ても、「いまのアメリカ」のパワーみたいなものが伝わってくる。